2015年3月06日 |
俺達的解禁‘15 |
(俺) |
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半年ぶりの渓流に向かう前に海で軽く土産を用意し、睡魔と闘いながら一人深夜の県道を北上する。
今年の解禁も、某お宿での宿泊&遊漁券の購入をメインとした御手軽釣行からスタートだ。
とりあえずは先に釣りをすべく目的地を目指すが、道中で今宵お世話になる宿へ立ち寄って遊漁券を回収していく。
そして日の出前に無事、今回の予定地であるO沢の車止めに到達して軽く仮眠を取った。
少し寝坊したものの、目が覚めても他の車は来ていなかったので支度をして出発とした。
AM8:00。2年ぶりの釣り場へ到達してみると、河原に少し雪が残っていたものの寒さは感じない。
早速餌捕りを敢行すると、冷たい川の底からは大型のオニチョロがすぐに適量確保出来た。
少し遡行して渓相が整ってきた辺りから竿を出そう。
曇り空の下、最初のポイントで竿を出してみると数投目にしてHIT。
手応えを確かめてから引っこ抜いてみると、20Cm程のアマゴだった。
養殖色の濃いカンジの個体だが、とりあえずは今年初アマゴを得られたな。
半年ぶりの魚体に暫し見惚れてからリリースし、次を目指す。
このO沢は規模の小さな支流ながら、適度な落差があるのでポイントはハッキリしている。
ただ、今年も相変わらず川岸の崩壊や倒木も目立つので、若干釣り辛さもある釣り場だ。
そんな渓相を釣り上っていくと、ポイント毎に6〜7寸程度のアマゴが釣れてくる。
どうやら今年はいつもより魚影が濃いようだ。漁協による放流は無い所なので、誰かが放ったのかもしれない。
今回は土産を持ち帰る予定はないので釣った端から全てリリースしていく。
これほど反応の良いO沢は初めてだな。このままサイズも伴ってくれれば尚良いのだが・・。
曇った空からは時折小雨や雪が不定期に降ったりもしてきたが、決定的に天気が崩れる事も無くじっくりと釣り上る。
そのうち少し谷が開けたところでHITしたアマゴは23Cm程で、8寸には届かないものの成魚の雰囲気を纏った格好良い魚体だ。
一昨年の釣行時は9寸クラスも釣れたし、これだけ餌の濃い川なのでこのまま育てばもう少し大きくなるだろう。
それにしても・・魚影はなかなか衰えないまま牛歩で進むので、昼近くなっても例年の納竿ポイントまで至らない。
少し早いが、そろそろ帰還しておこうか。
まだポイントが続くO沢の中流部で竿を仕舞い、川通しで帰還の途に就く。
今回は3時間半程で20匹はリリースしただろうか。
この沢にしてはかつて無い魚影も人間の手によるものだろうが、腕慣らしの御手軽釣行には充分満足の内容だ。
次はいつもの野生化した魚達に会いに行こう。