2010年4月24日

梅雨のような

(俺・ナオキ)



 前回の釣行から1ヶ月余り経過し、今回も案外早いピッチで今年2度目の渓流へ行ける事となった。しかも今回の目的は来るGWの釣 行の為の下見がメインなので、再来週には三度渓流に来れるという補償付き(?)なのである。

 前回の俺達的な解禁日は数年ぶりの不発に終わったので今回こそは渓流魚の顔を拝みたいところだが、今週は既に2回雨が降っている うえに雪解けも被るので前回同様に全般的な水量が心配でもある。

 

 とりあえず今回も軽く日帰り釣行なので、俺達は久々にAM4:00に自宅を出発するというスタイルで大井川上流部を目指した。

 大井川沿いをカッ飛ばしている間にも陽が昇り始め、日が長くなってきている事を実感する。そして案の定本流の流れは濁りが激しく 、水量もなかなか多めだった。

 GW釣行予定地の入渓条件を確認した後は、人気河川のI沢を目指した。

 ・・しかし長い道のりの果てにようやく辿り着いたI沢の車止めには既に1台の四駆が停車しており、またしても目的地一番乗りは果 たせなかった。やはり朝出発では厳しいものだ。

水位が高くて餌捕りし難い

 人気河川は仕方がないが、こんな事態は当然想定済みなので次なる目的地へ移動する。

 そして急いで移動して俺的に初となるA川へと到着。こちらは幸い人影は見当たらないので早速仕度を整えた。

 初めてのこの支流も連日の雨によって水位が増えているようだが、本流の水量や濁り具合と比べるとだいぶ釣り易そうに見える。

 餌捕りには少々手を焼いたものの、どうにか大型のオニチョロを適度に確保して本日の釣りを開始した。

 ・・しかしどうしたことか釣り始めて暫くの間、全く生命反応が感じられない。
  ナオキはかつて一度この川で竿を出した事があるというが、ロクに釣れなかったという。他から聞いた噂でもこの川のいい話は聞いたこと がないらしい・・。

 結局俺達は朝一番で入渓したこのA川は早々に見切りをつけて、昨年釣ったO俣へ移動する事とした。

 O俣へ到着してみると幸いこちらも先行者が居ない様だ。入渓地点までサクサク歩いてみると先程のA川のように、濁りは殆んど取れ て水位が多いという状況になっていた。

 高まる期待を抑えながらも2人で釣り上ってみると、どうもここでも生命反応が感じられない。

 この支流は去年・一昨年と来てはいるが、イマイチなイメージが定着してしまっている。やはりここでもダメなのか・・。

ようやく会えた

 しかし半分諦めながらも惰性で釣り上っていくと、俺の上流を攻めていたナオキがようやく獲物を釣ったようだ。嬉しそうに振り返っ て何かを言っていたが、O俣のせせらぎに遮られて聞き取れない。

 近づいて獲物を見せてもらうと、7寸程のイワナとアマゴが各1匹、撮影用にキープされていた。

 久しぶりの渓流魚との対面に俺は自分がボウズであることも忘れ、嬉しさに浮かれて撮影する。

 釣ったポイントはO俣ではかなり大規模となる淵で、イワナは淵尻の流れが速くなる辺りで食いついてきたという。

 これはなかなか活性が高いんじゃないか・・?俺も気合を入れ直していろいろなポイントを探りながら釣り上る。

 ・・が、その後暫く粘ったものの、俺もナオキもその2匹以降は獲物を得ることは出来なかった。本来であれば今回はキープが欲しい 所だったのだが、俺達的なキープサイズに届かなかったので仕方がない。

 本日の貴重な獲物達は撮影の後で流れに戻し、俺達は今回もまた土産無しでO俣を後にした。

 前回に引き続き今回も雨に悩まされた俺達的な渓流釣りは、HP設立以来初めてとなる貧果ぶりを晒してしまった。増水の際の釣り方 については研究の余地があることは疑えないな。

 この春は無性に雨が多いのも事実だが、次のGW釣行ではなんとしても俺達的な本来の釣果(?)を出せるようにしたい。







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