2010年3月6日

俺達的解禁‘10

(俺・ナオキ)



 渓流釣りを始めて10年経つ俺達だが、今年は数年ぶりに解禁日の釣行を見送る事となった。それに本来であれば俺的に解禁後の釣行 も暫く目処がたっていないはずだった。
  しかし今回はナオキのおかげでどうにか予想以上に早めの渓流釣りに行ける事となった。実にありがたい。

 3月の最初の週末の夜、俺達はナオキの四駆で久々の山道を往く。
  徐々に遠ざかる下界の雰囲気、冷え込んでくる外気温、林道脇のカモシカ・・渓流に向かう時のいつものパターンを体感し、それらが今回 の渓流釣りへの期待を膨らませる。

 そして2時間半程度経った夜、無事に目的のN川の車止めに到達。幸い他の車も停まっていなかったので、なんとか翌日のN川一番乗 りの権利を得たようだ。

 車外へ出て月明かりを頼りに周囲を確認するとそれほど寒くもなく、入渓条件もクリア出来ているようだ。
  俺達は夜更かしも程々に、早々に車内で眠りに入った。

 

 翌朝、AM4:30の目覚ましで起きてみると結構な勢いで雨が降っていた。どうやら寝ている間から結構降った様で、周囲の地面は だいぶ水を吸ってぬかるんでいた。
  なんてことだ・・空には一片の晴れ間も無く、降り頻る雨が俺達のテンションを引きずり下ろす。

 それでも幸い後続の車は来ていなかったので、増水を恐れながらも予定通りにN川へ入渓する事にした。

 ウェーダー&カッパという俺達的な早期の鉄板装備で車を出発し、雨のN川を遡行して行く。

 1年ぶりの渓流を体感している喜びなどは感じるゆとりがない。延々と降り続けるおかげでだいぶ濁った水位は渡渉の一つをも躊躇さ せる。

 そしてどうにかN川最初の難関まで辿り着いたものの、水量に押されて断念。とうとう餌捕りすら出来ないまま今年初の川を後にする こととなった。

 N川は残念だったが時間はまだ充分早い。車まで戻った俺達は他の候補地を考えながらI沢を目指して車を走らせた。

 幸いI沢にも先行者の車は無かったので入ってみると、こちらも増水した流れで渡渉が困難な状態だった。
  しかしこのまますんなり撤収するのも癪なので頑張って餌捕りを敢行。なんとか俺達的に今年初の川虫に触れることが出来たので、行ける 範囲で竿を出してみた。

 40分程粘っただろうか・・結局2人共アタリを得る事が出来ないままI沢を諦める事となった。降り続ける雨によって水位は徐々に 増えて、本来のポイントがまるで変わってしまったようだ。

 釣り場を2つも立て続けに外してだいぶ時間をロスしてしまった俺達は、その後も初釣果を求めて更に釣り場を転戦したものの、とう とう午後までに釣果を得る事が出来なかった。
  なんともダサい開幕である。

 俺達的に最近の釣行回数・質共に過去最低の活動となっていることを象徴するかのような今回の初釣りとなってしまったが、このまま では済まされない。
  来るGWあたりにでも久々に少し気合を入れた釣行を敢行してリベンジを果たしたい。



リベンジを誓う



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