2007年3月11日

あの沢は今・・

(俺)



 何年か前、このHPを始める前に訪れた沢がある。水量・渓相から期待出来そうな沢だったが、何度か入渓したものの一度も魚信を得 た事がないまま放置されて、時が流れていった。

 今回は単独釣行なので、釣れなくても同行者に迷惑をかけることもない。久々に様子を見に行ってみよう。あの沢は今、どうなってい るのだろうか。

 

 11日朝、車内で目覚めると昨夜降った雪でフロントガラスが覆われていた。この辺はまだまだ冬のようだ。
  冷え込む林道脇でウェーダーを装備して、目的のT俣へ歩き出す。

 暫く歩いてT俣の河原に降り立つと、数年前とまるで変わらない渓相が雪化粧で迎えてくれた。今日も他の釣り人とは被らず、空も晴 れている。
  凍てつくような川にタモを入れて川虫を捕ってみると、オニチョロが豊漁である。以前来た時も早期で、餌はたくさん捕れたな。
  川から抜き上げたタモも凍りつかず、コンディションは悪くはないようだ。竿を出してみるか。

 餌を捕った場所から少し上った所から釣り始めてみる。
  ・・が、相変わらず反応が無いまま2連の滝が作る大場所に到達した。

 いかにも釣れそうなポイントだが、疑心暗鬼で仕掛けを振り込んでみた。しかしここでもアタリは無く、行き詰ってしまった。

 この滝の上もまだまだ水量が豊かで、探ってみたいとは思うものの、ウェーダーを履いているうえにこの積雪では高巻きは不可能っぽ い。
  ・・以前来た時もここで断念したのを思い出した。

 久々に来ても状況が変わっていなかったから、次は雪が解けた頃に再びチャレンジしよう。まずはあの滝をどうやって巻くのか。そし てその先には魚影があるのか。
  今年もボウズを喰らってしまったが、新たなる課題を再確認出来た。



魚族不在の沢・・?



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