2006年3月5日 |
3年ぶり沢 |
(俺) |
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今回は今年初の単騎である。前日夜に某車止に到着し、素晴らしい星空を仰ぎながらビールを流し込んで睡眠。
翌日。AM6:00と、ちょっと遅めに起きてから支度を整えて車を出発。
今回の目的地は、俺達的に3年ぶりとなるO沢である。小渓ながら落差があって、奥部は未だ未知の川なので楽しみだ。
とりあえず河原を歩きながら餌獲りを敢行する。天気は晴れのようだが、今日は解禁日よりも寒い気がする。
しかしそれでもなんとか冷たい川に手を突っ込んで石をどけて、充分釣りになる程度の川虫を集めることが出来た。
暫く歩いてから、3年前と同じ場所から竿を出すことにした。特に渓相に変化は無く、雪も無い。この川はK川のように川に被る様な 木がないため、6.1mの竿でも窮屈に感じないのが楽だ。
釣り始めて少し経った頃、川のカーブにあった絶妙な淵で本日初のアタリを得た。一度バラした後で再び釣り上げたのは、6寸程度の チビアマゴだ。
小さいが、とりあえず今年も魚影があって良かった。リリースして更に釣り上る。
そこから先はボチボチ魚信があり、同じようなサイズのチビアマゴばかり釣れてきたが、アタリの出方はそれぞれ違う。
一気に餌をひったくるような奴もいれば、餌を咥えてから食うまでに時間が必要な奴もいて、何度かバラすこともあった。
その違いが固体差なのか、棲んでいる場所の違いなのかはわからないが、針を飲ませる位じっくり待てば針掛かりさせる事は出来る。
以前渓流釣りの本などに、魚をリリースする時の為にスレ針を使っているとか、水で冷やした手でそっと魚を持って針を外すなどと面 倒なことが書いてあるのを見た記憶があるが、そんな甘やかしたやり方は必要ないように思う。
釣り針を飲ませたところで、渓流魚の場合は口が大きく、胃袋の方まで飲まれることもないので簡単に針を外して、即リリース出来る。
少なくとも俺は、針を外しただけでリリースに失敗したということはない。こんな環境で生きているだけに生命力も強いと思う。
そんなことを考えている間に、それまでの魚信に比べて一際重いアタリが来た。しかしアワセを食らわせると殆ど走ることなく、ずる る〜っと釣れてきたのは本日最長寸の8寸だ。
時期の問題なのか、川の問題なのか?すっかり痩せこけてガリガリに見えるアマゴだ。
しかしそのアマゴを釣ってからは、だんだん落差が激しくなってきて陽も差し込まない地形になってきた。気温も寒くなってきたと思 ったら、いつの間にか岩壁からツララが出てくるようになっていた。
そしてそのまま遡行して行くと、ゴルジュの中に3m程の滝が現れた。周辺はもう完全に凍りついていて、これ以上先は上れない・・
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これって3年前と全く同じパターンじゃないか。
時間的に少々早いが、一応魚は釣れたので早めの撤収。暖かくなったら、この先にチャレンジしてみたいと思った。