2005年7月23日 |
久々のルアー釣りは・・ |
(俺・イトウ・トツカ) |
---|
今シーズンも夏を迎え、俺達は久々にルアーで渓流を攻めることになった。今年も以前の職場の仲間のイトウと、同じくトツカも同行
することとなった。
トツカはいつも管理釣り場専門で、実際の渓流は初めてとのこと。イトウにしても渓流はまだ数えるほどしか経験していない。なんとか2
人に渓流魚を釣らせてやりたい。
23日深夜に久々の再会を果たした俺達は、大井川沿いに車を走らせた。
AM4:50。一年ぶりに到着した俺達が見た本流は、去年と同様のドブ濁り状態だった。
何故だ?最近特にまとまった雨はなかったはずだが・・。疑似餌釣り目的の俺達のテンションは急降下だ。
しかしここまで来たからにはやるしかない。幸い他の釣り人の姿は見えないので、支度を整えて薄暗い河原に降り立った。
俺とイトウは茶色い水面にミノーをキャストしながら釣り上るが、一向に魚の気配が感じられない。
トツカは初の渓流でフライをやっている。見た感じではかなりの使い手のようだが、やはりアタリはないまま先を行く。
そのまま釣り上って行くとだんだん陽が高くなり、少しずつライズが見られるようになってきた。どんな魚かはわからないが、20c m程度のサイズらしい。
それまで全く魚影を確認できなかった俺達はやる気が漲ってきた。それまでにも増して丁寧にルアーをキャストし続ける。
・・が、やはりアタックしてくる魚は見えない。潮が悪いのか?(違)
時間をかけながら釣り上っていたものの、ノーヒットのまま某支流出会まで到達した。
ここまで来ると、この本流の釣り場はほぼ終了だ。仕方がない、ついに餌釣りにエスケープする時が来たようだ。
リュックサックに収納してきた予備の餌竿が出番を迎えることとなり、イトウとトツカも各自の竿を置いて3人で支流に入ることにし た。
幸い支流の水は完全に澄みわたっていて、ようやく渓流釣りらしさを満喫できる。川虫を捕獲して、餌釣りを始める。
支流を釣り上ると間もなく、最初の淵に大量の魚群を見つけた。20cm程だが妙に赤っぽい色をしている。
近づいてよく見ると、なんと全てが婚姻色になったウグイの群れだ。
なんてことだ。ものすごい数の外道達はどうやら産卵に夢中のようだ。
こんな奴らが繁殖し過ぎても困る。渡渉の際、わざわざ産卵祭りの中を往く。
しかし奴らは殆ど逃げずに産卵に勤しんでいるので、一歩進む毎に数匹踏みつけてしまう。
そして次の淵から気を取り直して竿を出すとイトウが20cm程のアマゴを釣り、その先で竿を交代したトツカにも小型ながら初アマ ゴが釣れた。
今年も擬似餌では釣れなかったが、なんとか餌釣りで一匹ずつ釣らせてやることができた。
少々もの足りないが、まぁ良しとしてもらおう。
・・そーいや今回、俺が釣ってないな・・。