2004年8月7日

濁流&ルアー

(俺・イトウ)



 今回は前の職場の仲間のイトウからのお誘いで、急遽本流でのルアー釣行に行く事になった。

 当日AM2:30にイトウを迎えに行って、そのまま出発。大井川沿いに車を走らせること2時間半で目的の入渓地点に到着した。

 やや曇り勝ちの天気の下で車から降りて、釣りの支度をする。イトウは渓流釣りの経験が少ないので短パンにゴム草履という格好だ。
  俺もそれに合わせて同じ格好でルアーロッドを組む。

 そして支度をしてちょっと寒さを感じながら川へ出てみると、なんと本流は濁っており、水量もやや多い状態だ。いきなりテンション が急降下した。

 とりあえず様子を見ながら川を歩いていくことにしたが、水に浸かった瞬間に凄まじい寒気が!いくら朝とはいえ、8月とは思えない 。

 結局、ほんの100m程歩いたところで一度退却。車で少し移動してから再び同じ装備で川に入った。

 ちょっと移動しただけだが、本流の濁りは少々おさまった。手前に入っていた支流が激しく濁っていたようだ。

外道

 ・・とは言ってもやはりルアーをやるには不利なうえに、水量は相変わらず多めで遡行は辛い。

 それでも俺達は健気にルアーをキャストする。ここ以外では近場にルアーを出来る所がないのだ。

 濁りで視界が悪いものの、たま〜に見えるところまで魚が追ってくるので、なんとかやる気も保っていられる。

 6時前になって、ようやく俺の竿に軽い手応えがきた。引きを楽しむ前に上がってきたのは15cm程のウグイだ。ああ、今年も釣っ ちゃったよ・・外道を。
  なぜかちょっと羨ましそうにイトウが見ている。恥ずかしい・・。

 しかしその後は全くノーヒットで時間ばかり過ぎていく。そして最初のプールを探ってから上流へと歩き出した時、早くも遡行不能の 状態に陥った。

 いつもは難なく渡渉できる浅瀬が、今回の俺達の装備では渡れない深さになっていたのだ。

 まだまだ時間があるのにこれ以上進めなくなってしまい、おまけに寒さで指先が麻痺してきたので、再び退却。

 日が当たっている所まで戻って、体温を回復させることにした。

 日向ぼっこをしているうちに俺は眠ってしまったようだ。目が覚めて時計を見ると、9時半を回っていた。

 その間イトウは1人で黙々とルアーをキャストしていたらしいが、やはり釣れなかったようだ。今更場所を変えられないので、行ける 範囲をひたすらルアーで探る。

 結局その後も釣れなかったため、一度釣り場を離れて近くの観光名所(???)を見に行って時間を潰した。そして夕方再び同じ場所 に戻って、マヅメのラストチャンスに賭けてルアーを投げてみたが、玉砕。失意の帰宅となりました。

 

 PS・・・観光名所の一つで飼育されていたアマゴ達の中に、1匹だけ目立つ魚体がいたので撮影しました。俺達的に珍しくボウズだ ったので、こいつで目の保養をしてください。

突然変異体
 


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