2003年3月10日

貧果

(俺・ナオキ)



 3月10日、AM4:00頃ナオキと家を出る。今回は日帰りコースで大井川の支流の支流O沢の釣行だ。まだ行ったことのない川だ から楽しみだ。

  初となるO沢で

 6:00頃現場近くに到着し、支度をして川に出る。エサは本流との出合で捕ったが、あまり捕れなかった。

 最初は本流から近い遡上止めの滝のワンポイントで竿を出したが、イワナの稚魚1匹のみ。

 一度竿を収めて左のガレ場を登って滝を巻く。15分程で滝上に降り立ち、ここからは未知の世界だ。

 水量は思っていたよりはある。まだ薄く雪が残っているが、足跡は見当たらない。

 俺達が今年一番乗りのようだ。なんだか気分が良い。

 再び竿を出し、釣り始めて間もなく20cmのアマゴがきた。銀毛しているように見える魚だったが、とりあえずリリース。

 釣り上っていくとポツポツとアマゴの稚魚(7〜8cm)が釣れてくる。

 しかしキープサイズや岩魚は釣れないまま、だいぶ上の方まで来た。MAPに載っているような滝などはなく、結構崩れたようで荒れている。

 結局10時頃この川を諦める事にした。

 

 そして車に戻り、まだ時間もあるし天気も良いことからもう一本どこかを探して釣る事になった。

 

 車を走らせること90分、俺達的に初となるT沢出合に到着。道路脇に車を置き、早速踏み跡から入渓する。

初となるT沢で

 この川は勾配がキツいので本流からの遡上は無さそうだ。

 踏み跡の角度も急だが、それも20分程で落ち着き、なかなか良さ気な川になってきた。

 川幅に対して水量は多めで、色は少々重そうな下流の川特有の色をしているが、そそられるものはある。

 午前中の残りのエサを使って釣りを始めてみる。しかしなかなか反応が無い。

 そのまま進んで行くと壊れた堰堤らしきものが現れた。

 ここでも反応がなかったが、ナオキが根掛かった仕掛けを回収する際に走る魚影を確認。なんとか釣りになりそうだ。

 そして間もなく2つ目の堰堤が現れた。6m位のその堰堤の下はちょっとしたポイントになっていて、ナオキがT沢初の獲物、アマゴ 16cmを釣った。

 しかしその後堰堤やポイントがいくつかあったものの魚影が薄いようで、ついにそれ以降は釣れなかった。

 

 それにしても未知の沢を探るのは楽しい。他にも無数にある小さな沢まで探ってみたいと思った。

 あれ・・?T沢では俺、釣ってない・・ボウズじゃん!

T沢のアマゴ 




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