2014年11月1日

臨機応変に

(俺)



 今年も残すところあと2ヶ月となった週末、予想外に海面が荒れたので暫くぶりのKFはお預けとなってしまった。

 こんな時は陸っぱりからの釣りしかないのだが、急な予定変更なので鮮度の良い情報に乏しくて思案のしどころだ。

 

 暫し検討した結果、向かった先は前回に引き続いての御前崎港だ。

 先週まで暫く釣れていた鰯ならば安定した釣果になるだろうし、外海では鰆の若魚も釣れていたので青物狙いにも転向出来る。

 そしてAM9:30を回った頃、小雨がパラつく釣り場に到着してみると釣り人の数は少なかった。

 この天気ではこんなものか・・と、意に介さずに最寄りの釣り人に話を聞いてみると、今日は鰯は全く回ってきていないらしい。

 なんと・・お目当ての鰯狙いはいきなり終了か。

早速キープGET

 出来れば今日はたくさんキープしたかったのに残念だ。

 この状況で釣っている人達も仕掛けから察すると鰯や小物狙いの感じだが、やはり釣れていないのは明白で、開店休業状態だ。

 小雨が徐々に勢いを増す中、釣り人達もカッパを着用したり竿を仕舞ったりと動き出す。

 仕方が無い。俺も他の獲物に切り替えるしかないが、さて何を狙おう。

 そんな中、一人の老人だけが頻繁に竿を曲げている事に気がついた。

 さり気なく様子を見に行ってみると、投げサビキで9寸前後のカマスを連釣している。

 ほう、なかなか良いカマスが回っているじゃないか。

 これは見逃す手は無い。早速俺もカマス狙いで始めてみよう。

 しかし老人の釣座は釣り人達が密集するエリアなのですぐ近くに入る訳にもいかないし、そもそもそんなに狭い状況で釣りたくは ない。

 俺は釣り人達の集団から少々距離を置いた岸壁に車を付け、スペースに余裕のあるポイントで支度を始めた。

 簡単な仕掛けは瞬く間に出来上がり、オモリ代わりのジグは安定のダイソージグ(18g)である。

移動先は厳しい状況

 小雨が降り続く中、早速第1投目を投入。

 40m程先に着水した仕掛けだったが思いの外沈まず、手前の水深よりも浅いようだ。

 とりあえずしゃくって誘いを掛けていくと間も無く、中層で何かがHIT。

 以前釣った細いタチウオの様に、抵抗が強くなったり無くなったりという不安定な引き応えから、無事に引っこ抜いたのは28Cm 程のカマスであった。

 よしよし、目論み通りに1投目から本命GETときた。

 サクッと撮影して車内のクーラーBOXへ移す。

 更にその後も頻繁にアタったがバラしも多く、なんとか3匹追加したところで魚信が途絶えてしまった。

 うーん、もう少し早く来ていれば良かったなぁ。

 その後も暫く粘ったものの、天候も反応も回復しないのでここは見切りをつけて移動してみる事にした。

 車でちょいと移動した先は、先週まで青物が釣れていた港の角に当たるポイントだ。

 しかし向かい風もウザいので先日の人出はウソのような閑散ぶりである。

 釣り人が少ないので潮通しの良いポイントで先程の仕掛けを投入し続けるが、青物の反応は無く、たまにジンダベラがスレ掛かり してくる程度だ。

 結局移動した先では土産は得られないまま、昼前に竿を納めて帰還した。

 

 今回は急な予定変更から目的の獲物まで変動して落ち着かない釣りであったが、晩飯のおかずは得られたので良しとしよう。
  次はKFに行きたいところだ。

 

とりあえずは土産を得られた




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