2014年10月27日 | 大羽捜索遠征 |
(俺) |
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前々回久々のマイワシを釣って一応は良しとしたものの、本来ならば数を釣ってなんぼの釣りであったはずである。
マイワシの刺身を味わいながらも後々になって貧果の悔しさが滲んできた俺は、改めて堤防での小物釣りにリベンジする事とした。
仕事明けにちょっと頑張って向かった先は御前崎港だ。
前回は近場の大井川港だったが、新聞の情報では御前崎の方が数・型共に良い内容だったので久々の遠征とする。
曇り気味のおかげでやや薄暗いAM6:10。広大な港に入ってみると早速岸壁に車が並んでおり、既に数人の釣り人達が釣り始 めていた。
近くで様子を見てみると皆同様にサビキやトリック仕掛けで小物釣りに興じていて、足元の海面には頻繁に魚群が通過していく。
そして間も無く釣り人達の竿が曲がり、釣り上げられたのは20Cm程の鰯だ。よし、間違いないな。
急いで車を岸壁に寄せて停車し、支度を整える。
アミエビは昨夜の仕事中に車内で解凍させてあるので程良く融けており、仕掛けは前回同様のトリック仕掛けにコマセ籠も完備で ある。
すぐに支度も整い、アミエビに仕掛けを擦りつけて海面へ投入する。
先程の様子からして本命達は表層を回っている感じなので、まずはコマセを海面に撒きながら様子を見よう。
少しずつアミエビを撒きながら待っていると、暫く経って魚群が現れた。20〜25Cmの魚影である。
おお、25Cmクラスの鰯なら素晴らしい。
魚群がコマセに突っ込む中、アミエビが付いた仕掛けを静かに群れに寄せる。
やはり思い通りに即座には掛からないものの、それでも少し待ってようやくHIT。
表層を縦横無尽に走り回るそのサイズは25Cm程。早速満足サイズをGETか。
・・と思ったら、釣り上げた獲物は鰯ではなく鯖だった。なるほど・・そんな大羽はそうそう得られるわけがない。
1発目はリリースして尚も表層で続けていくと、その後も同様に鯖が連釣した。
なんと、ここでは鰯はレアなのだろうか。しかし目の前でコマセに群がる魚群をよく観察してみると、25Cm程の魚達とは別に 20Cm程の別の魚も混じって群れているようだ。
おそらくその20Cm程が本命の鰯達だろう。居る事には間違いないのだ。
更に表層で粘って周囲が明るくなり始めた頃、ようやく鰯がHITしたようだ。
先程の鯖程ではないにしても、下へ下へと潜る方向でそれなりに引き応えは強くて面白い。
そして無事に釣り上げた獲物は前回と同じマイワシだが、同じようなサイズなのにこちらの方が少々型が良い。とりあえずキープ だ。
更にその後も鯖と鰯が同率で連釣し、鰯だけを土産に確保していく。
海面に散ったコマセには遠くの方からはサヨリが、下の方からはフグや鯛の魚影も見られるようになってきた。
さすがは魚種の豊富な御前崎港である。サヨリのサイズがもう少し大きくなったら専門に狙いに来てもいいな。
8時を過ぎて太陽が現れた後もなかなか魚信は収まらない。
そんな中、隣のオッサンが釣り上げた鰯はなんと25Cmクラスの大羽鰯だ。凄い、羨ましい。
どうにか俺も一つ、大型を釣っておきたいところだ。
しかしレギュラーサイズは順調に掛かるものの、あまり持ち帰っても捌くのが面倒なので程々にリリースしながら型を待つ事に。
だいぶ粘っていよいよコマセの残量が厳しくなってきた頃に、ようやく強めの鰯がHITした。
・・が、なかなかの引き応えに無理をしない様にやり取りしていたら針が外れてバレてしまった。
その直後にも同様に良型の鰯が連続HITし、今度こそは!・・と思ったものの、引き応えに耐えている間にまた針外れで痛恨の 連続バラシとなってしまった。
トリック仕掛けの細いハリスで強引に引っこ抜くのは危険なので仕方が無いが、惜しい事をしたな。
その後コマセが終わるまで粘ったものの、とうとう大羽と呼べるサイズは得られずに終了となった。
今回は久々の御前崎港で岸壁の小物釣りにTRYしてみて、釣り場のスケールや利便性、対象魚の豊富さを改めて実感し、奥の深さ
を思い知った感じだ。
この港だけに特化しても相当長く楽しめることだろう。
是非また小物釣りにもTRYしたいと思う。