2014年3月14日 | 雨上がりに開拓 |
(俺) |
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前日の雨の影響で沿岸がやや荒れ模様の中、久しぶりに開拓釣行へと赴いた。
今回の目的地は最近になって目を付けた沼津港という事で、俺達的に初めての釣り場となる。
AM8:30頃、港の片隅で支度を整えて堤防へ上がってみると、周囲はまだ濡れているが空は晴れていた。
西風がかなりウザい中で初めての堤防を物色してみる。
市場を囲う様に組まれた堤防は東西に二つあり、俺が立っている堤防の方はやや足場が高いようだ。
対面の堤防は狩野川の河口に隣り合っていて、堤防の高さもそれほど高くはないようだが、濁りが特に酷い。
どちらの堤防にもテトラ帯が付属していて、根魚を狙うにはかなり楽しめそうな釣り場を形成している。
テトラのサイズもやや大きいので穴も探り易いだろう。
しかしテトラの隙間を覗いてみると前日の雨の影響で波が高く、濁りとゴミもキツくて厳しそうだ。
こんな荒れ具合で竿を出すべきか少し考えたが、せっかく来たのでやるだけやってみる事にする。
波で激しく揺れる水面に仕掛けを降ろすと、案の定それぞれの穴は広くて探り易いが、辺りを漂うゴミがライン を巻きこんで動くのでなんとも釣り辛い。
そんな中、暫く探ってからようやく竿先にアタリを捉えた。
濁った水面から引っこ抜かれたのは小型のカサゴだったが、とりあえずは本命からのスタートに一安心だ。
カサゴを放ってから少しずつ堤防先端方面へと移動しながら探っていく。
するとこんな状況ながらぽつりぽつりとアタリが続き、メジナやベラもHIT。
釣れてくる獲物は焼津と変わらないので、キープサイズの根魚を目指していこう。
時の経過と共に根魚狙いの釣り人が続々と増えてきたが、殆どの人はろくに釣らないまま撤収していく。
見物に来ていた地元の爺様曰く、これは“大荒れ”との事だ。
やはりこのエリアは普段ならきっと湖の様に静かなのだろう。そんな時にじっくり的確に攻めてみたいものだ。
茶色い水面が激しく撹拌される中を尚も探り続けていくと、それまでよりは若干マシな手応えの獲物がHIT。
根に入られたりもして久々に根魚感も味わって釣り上げてみると、20Cm程のソイだった。
一応キープしておくか。
バケツに海水を汲んでキープするとその近くで同型の魚が連釣したが、間も無くテトラ際を探り終えて終了とした。
正味2時間半という短時間で落ち着かない環境での釣行だったが、この釣り場にはホームの堤防にも似た親近感を 覚えた。
是非とも穏やかな日にもう一度TRYしてみたい。