2014年1月12日

2014初釣り

(俺)



 年明けから10日程経ったこの日、ようやく初釣りに行ってみる事となった。

大井川港北堤

 今年も連日晴れるものの、爆風はほぼ毎日吹き晒して釣りに行く気力ごと吹き飛ばしてくれる。

 稀に風が収まる瞬間もあったが、そんな日に限って仕事だったり用事があったりと、なかなかうまく都合がつかない。

 今日も快晴の中、風の勢いは少々控え目な午前中に少しだけ竿を出す程度という事で海へ向かった。

 今年の初釣りの舞台になったのは大井川港の北堤である。

 最近この付近に来る機会が何度かあったので、近々竿を出してみたいと思っていたところなのだ。

 ここでの釣りはもう随分久しぶりとなるが、基本的な地形は昔から特に変わっていない様なので問題は無い。

 まだ冷え込みが抜けきらないAM9:50。久々の釣り場へ降り立ってみると、数人の釣り人達が既に竿を出していた。

 自分の支度をしながら周囲の様子を観察すると、堤防周りの低いテトラ帯でのウキフカセ釣りが3人程。堤防上からの投げ釣 りは2人。そして根魚かエ●狙いとみられる釣り方が4人程居る。

 気温は5℃位で西からの風がある中で、短い堤防だがそれなりに活気がある方ではないだろうか。

 支度が整った俺も根魚を求めてテトラ帯へと進出する。

 以前ここへ来た時も同様の釣法で探ったと思うが、小型のカサゴとシマイサキ、それにアナハゼくらいしか釣れなかった気が する。

陸っぱりの現実

 魚影はあまり期待出来ないが、それでも何か魚信を得たい一心でテトラの隙間を探り回る。

 そして釣り始めて20分程経った頃にようやく本日・・否、今年の1発目がHIT。

 極めて狭い穴から抜き上げたのは、以前の記憶でも出てきたシマイサキであった。

 今年の初モノはシマイサキかあ。微妙・・いや、外道だからろくでもないか。

 昨年から2ヶ月近く獲物をキープしていないので強引に喰ってしまおうかとも思ったが、とりあえず撮影してリリース。
  もう少し大きかったら刺身にするところだったな。

 しかし2匹目のアタリが全然来ないまま時間が過ぎてゆく。

 他の釣り人と違って絶えず獲物の居場所を求めて探り歩いているのに、釣果に結びつかないのは残念だ。

 まだまだ探り方が甘いという事だろう。

 徐々に堤防の付け根付近へと移動して、浅場を重点的に攻めてみる。こんな浅い所はあまりスレていないかもしれない。

 そう思って探っていくと、読みが当たって2匹目がHITした。

 ・・が、軽く引っこ抜かれたのは僅か10Cm程のソイの幼魚だった。

 おまけにそのエリアでも後が続かず、この釣り場のシビアさを堪能する事となった。

 いつもの釣り場であればもっと違う内容になっただろうが仕方がない。

 そのうち西風の勢いが爆風へと成長し、10年ぶりのギンポを釣り上げたところで風と貧果に打ちのめされて終了とした。

 正味1時間半程の初釣りではあったが、生命反応に乏しく土産も得られなかったものの、一応竿は出した。

 次は釣果重視で行こう。



陸っぱりの現実




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