2013年9月23日

ハロウ焼津港

(俺)



 台風が近付いている影響で風が強い朝、仕事帰りに外港の様子を見に行ってみた。

 まだ薄暗いAM5:10、外港の堤防に上がってみると強烈な東風が俺を迎えてくれた。

 港の外側は強風に煽られた海面が慌ただしく波立ち、テトラ帯に当たって砕けた波飛沫が時折堤防に掛かっている。

 そんな環境ながら人気の堤防先端付近には2人程の猛者が灯台の陰に隠れて釣っているようだ。

数も型も出ず

 俺は波飛沫を被ってまでやる気にはなれないが、いつものポイントならばそれほど影響はないかな。

 港外が荒れれば中へ避難してくる魚も居るだろう。せっかく来たのだから手早く尺カマスでも釣ってやろう。

 徐々に明るくなってくる中でジグ&サビキの準備を始める。

 足場の高いポイントへと歩を進めると追い風を背中から受ける形にになるので釣り難さは無いが、少しでも気を緩めると 強風に押されて海に落ちかねないのであまりヘチまで近付けない。

 そして仕掛けを投入して様々な方角を探ってみる。

 明るくなっても空はグレーの雲が覆い、風と波の音しか聞こえない。

 おまけに風の勢いは徐々に増しているようで、竿に掛かるジグの重ささえも落ち着いて感じられなくなってきた。

 そんな中、30分程経ったところでようやく生命反応を捉えて本命のカマスをGET。

 ・・しかしそのサイズは15Cm程と、予想外に小さい。

 気がつくと堤防先端に居た釣り人が撤収し始めていた。どうやら強風から爆風に変わった事で波も高くなってきたようだ。

 獲物の撮影とリリースを済ませて更に釣り続けていると、いよいよ俺の居る高い堤防まで飛沫が掛かるようになってきた。

 その後もぽつりぽつりとカマスの稚魚は釣れてきたが、期待していたサイズの成魚は何処へ行ったのやら。

 そのうち背中がびしょ濡れになり、追い風の中で竿を起こす作業にも疲れてきたので終了。

 荒れた時はチャンスだと思っていたが、今回は思い通りに釣れなくて残念だった。

 

波浪焼津港




戻る