2013年9月12日 | コスト |
(俺) |
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今回は久しぶりに仕事帰りの寄り道釣行だ。
目的地は恒例となりつつある焼津港の外港エリア。
狙いは落とし込みによる黒鯛狙いと疑似餌によるカマス狙いの二本立てで、晩飯のおかずを捜索する。
AM5:15。薄暗い堤防へと上がってみると状況は穏やかなようだ。
まずは現場の様子を物色しながら鯛狙いの餌であるイワガニの捕獲に動く。
一時期のテトラ帯の入れ替え作業は終わったのか停滞しているのか・・従来のテトラ帯と新しい(中古の)テトラ帯の境目は 中途半端な位置で止まっていた。
どうやら全てのテトラを一気に入れ替える訳ではないようだ。
堤防先端付近には相変わらず年金爺さん達が押し合いへし合いの活況で鯵やカマスを狙っているようで、それなりに竿が曲が っている。
これなら目論見通りの展開になるだろうか。
数匹のカニを餌箱にキープしたら、とりあえずは落とし込みの装備を整えて釣り始めてみる。
人気の無いポイントの堤防沿いを先端に向かって探っていく。
暫く経つと何やら餌を突く感覚が伝わってくるが、鯛ではない雰囲気だ。
何度かアワせても針掛かりしないばかりか貴重な餌が削られていく始末・・これはフグ系のろくでもない奴等だな。
そんな危険なポイントは足早に距離を取って尚も探っていくが、本命らしきアタリは一向に感じられない。
そして釣り始めて20分程経った頃、またも外道らしきアタリを自棄気味にアワせてみると針に乗ったようだ。
明らかに軽い手応えの犯人を釣り上げてみると、意外な事に小さな真鯛の稚魚だった。
「・・マジかよ。」
この釣法で、そしてヘチで釣ったのは初めてだ。当然リリースだが、俺は新たな経験値を得た。
そこでカニを使い果たしてしまったが新たに補給するのは止め、今度は疑似餌によるカマス狙いに転向する。
一旦車まで戻って装備を一新し、再び足場の高いポイントへ戻った時には日の出を過ぎた頃だった。
過去の実績や先程の様子からして今度は期待出来そうだ。
俺は普段カヤックで使っている疑似餌用ロッドにサビキと軽めのジグをセットして早速釣り始めた。
すると予想通りに2投目で竿先に重みが掛かり、心地良い引き応えが伝わってくる。
無事に水面まで寄せてみると型の良い本命だ。
堤防上に引き上げてみると、サイズは尺に届くかどうかのキープサイズ。よしよし、こちらは目論見通りだ。
獲物を撮影してクーラーBOXに投入したら更なる追加を狙う。
その後も入れ食いとまではいかなかったが、ぽつりぽつりと同型のカマスをバラしたりキープしたり・・。
だんだん陽が高くなってくると堤防内側では群れが回り難くなったのか、アタリが遠のいてきた。
しかし短時間釣行の予定なので敢えて場所移動をせずに程々まで粘り、最後に一際重いアタリを捉えるとなかなかの手応えだ。
少しの間やり取りを楽しんでから水面に姿を現したのは、35Cm程のワカナゴだった。
堤防先端では釣れているのが見えたが、やはり湾内を巡回していたか。
単発であればリリースしていたところだが、今日は既にカマスをキープしているのでついでにおかずにしてやろう。旅は道連れだ。(?)
撮影中に獲物が暴れて仕掛けを絡ませてくれたので丁度良い引き際だな。
今回も落とし込みでは外してしまったが、疑似餌で土産を得られたので満足だ。
根掛かりによるロスも無かったので使った道具は落とし込みの針1本と90円のサビキ、それに100円のジグのみ。安い釣りである。