2013年1月11日 | 耐寒疑似餌釣行会 |
(俺・タイソン) |
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新年を迎えて第2週目の週末は穏やかな天候となり、俺も無事に初釣行を敢行する事が出来た。
しかしその後、タイソンからのお誘いを受けて夜の“ふぃしゅーな”へタチウオ狙いに行ってみる事になった。
“ふぃしゅーな”といえば昨年11月にも同様にお誘いを受けて疑似餌でボウズを喰らった釣り場である。
陸っぱりの初釣行にするには危険な賭けだとは思うが、まあタイソンの顔を見に行ったと思えばいいか。
そんな訳で22:30頃、寒空の下タイソンの待つ新焼津港へと向かった。
現地に着いてみると幸い風は無いものの、気温は3℃と凍てつくようなふぃしゅーなでタイソンが既に釣り始めていた。
さすがにまだ釣果は無いようだが、ジアイはもう近いという。
今回もボウズの可能性を大いに秘めてはいるが、来たからにはやるしかない。
俺は恒例の旧式渓流用ルアーロッドを組み、それに昨年タイソンから譲り受けたジグヘッドとワームを組んで始めてみる。
そして釣果情報を交換しながらタイソンのレクチャーに従って竿を振る事20分。
あまり期待もしないで煽った竿先が不意に何かに引っ掛かったような衝撃を受けて、反射的にアワせると何かがHIT。
しかしリールを巻き上げる際に何度も抵抗が無くなってバレたかと思うような引き応えだったが、無事に足元まで獲物を 寄せる事に成功。
引っこ抜いてみると、獲物の正体は60Cm程の細いタチウオであった。
タ:「やったじゃん、陸っぱり初タチウオ?」
俺:「おぉ、ありがとう!」
サイズはともかく岸からタチウオを、それも疑似餌で釣る事になるとは。まずは誘ってくれて道具まで提供してくれたタ イソンに感謝だ。
生きているタチウオは昨年秋に久しぶりに見た時以来だが、なんとも美しい。サーベルフィッシュとはよく言ったものだ。
無事に撮影も済ませる事も出来て、既に満足だ。
それに釣れる気がしないと思っていたこの釣りに、一気に希望が押し寄せてきたような感覚にもなった。
タイソンの方にもアタるように祈りつつ、再び竿を振り続ける。
しかし更に20分程経った頃、俺の竿に再びHIT。
先程よりも少し強い引き応えに感じながらも、パターンは同様なのでタチウオだと確信しながら獲物を引き寄せてみると、 釣れていたのは先程と同様の細いタチウオだった。
まさか2匹目が釣れるとは思っていなかったので驚きだ。
このワームという小道具、一昔前はブラックバス用のモノしか存在しなかったと思うが、大したものだ。今では立派なジャ ンルとして確立出来る程広まっているのだろう。
獲物はリリースすべきサイズだとは思ったが、タイソンや居合わせた彼の職場の人の勧めもあってキープする事に。
その後、だいぶ経ってから尺近いサイズのカマスも釣れたが、24:30頃には寒さに耐えきれなくなって終了とした。
結局タイソンはボウズで終わってしまったものの、先週末に既に3本仕留めているとの事だからまぁ良いだろう。
とにかく貴重な体験をする事が出来て、彼に感謝である。今度は根魚パカパカコースへ行こう。