2012年11月24日 | 寒風アジング |
(俺・タイソン) |
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いよいよ朝晩の気温が低くなって出不精になりつつある今日この頃だが、そんな状況の俺にタイソンがまた疑似餌釣行のお誘いをして
下さった。
どうやら最近、夜釣りで鯵やセイゴがよく釣れるポイントを開拓したらしい。
今回も陸っぱりの疑似餌という事で貧果の気配が漂う中、大井川港の一角に集合。
東風がややウザい19時半過ぎに釣り場に着いてみると、幸い貸切状態だ。
竿を組み、今回もタイソンから疑似餌を拝借して支度を整える。
これは先日のタチウオ狙いの時と同様に小型のワームを投げて獲物を狙うスタイルだが、一般的に言われるようになったアジングとい
う釣りに初挑戦という事になるな。
近年出てきたこの“○●ング”という言い方に嫌悪感はあるもののせっかくのお誘いだからやるだけやってみるが、今回は魚の姿を見る事が
出来るのだろうか・・。
小型過ぎて扱い慣れない小道具の接続に手間取る俺を尻目に、慣れた動作で一足先に釣り始めたタイソン。
そして開始早々に竿を煽ると、瞬く間に本日1発目を釣り上げてしまった。
この男、流石だ・・。
俺は自分の仕掛けも完成しないまま獲物を見に行くと、30Cm程のシーバスがしっかりとタイソンのワームに喰らいついていた。
よし、今回はボウズは免れそうだな。
ようやく仕掛けが完成した俺も釣り始め、レクチャーを受けながら魚信を捜索する。
そして1発目を放ったばかりのタイソンに再びHIT。
柔らかい竿に細いラインを使っているので、獲物が小型でも引き応えを楽しめているようだ。
間もなく釣り上げられた2発目は22Cm程の真鯵だった。タイソン的にはこちらが本命という事でキープする。
彼の目にはワームを追ってくる魚影さえも見えるというが、俺にはこの暗い海面に魚影は確認出来ない。この男、昔から視力も良い。
それにしても小魚が水面を割って捕食する様子は度々確認出来るので、この活性ならば俺にもチャンスはありそうだ。
・・が、その後もタイソンが25〜40Cm程のシーバスを釣る間、俺にはなかなか生命反応が感じられない。
タイソンお勧めのワームを使用して、巻き方もアドバイスに沿ってやっているつもりなのだが・・。
・・コレはやはり道具の問題にしたいところではないだろうか。
俺のこの竿では渓流用ルアーやタチウオ用のワーム位の重量のものまでなら何処に投げたのか、着底したのかまでギリギリで把握出来 るものだが、今回使っているワームは極めて小さく、重さを殆ど感じられない。
渓流用ルアーロッドに2号の道糸と極小のワームという俺の仕掛けの組み合わせでは結構厳しいのかもしれない。
タイソンとの釣果に差がつく一方なので、試しに竿を交換してもらって使ってみると、タイソンの竿の扱いやすい事といったら驚きだ。
おまけに彼の竿でキャストした瞬間に着水と同時にHITして、こんなタイミングで俺的なアジング初釣果を釣ってしまった。
不意打ちみたいなHITに戸惑いながらも獲物の引き応えと竿とリールのバランスまで吟味して、無事に釣り上げたのは22Cm程の 真鯵だった。
他人の竿で釣った事は不本意だが、せっかくなのでクーラーBOXへぶち込む。
タイソンが俺の竿を使ってみた結果、ラインをもっと細くした方が良いとの事だった。まぁ10年以上前に巻いた安物だしなぁ。
どうにかボウズは免れた俺だったが、その後は2回程アタリがあったものの針掛かりさせられず、活性の目安とも言えるタイソンの釣果 も落ち着いてきてしまった。
おまけに風も強くなってきてしまい、なかなか渋い状況になってきた。鼻水が止まらない・・誰か助けてくれ。
そして2人でルアーやサビキ等、手を変え品を変え攻め続けたが、とうとう俺は釣果を伸ばせないまま終了となった。
結果としては俺は鯵1匹だったがタイソンは7匹程釣り上げたので、夜の陸っぱり疑似餌釣行としては悪くもない結果だろう。
次の機会と来シーズンの渓流に備えてリールのラインを細いのに巻き替えておこうかな。