2012年10月27日 | 裂傷事件再来 |
(俺) |
---|
今回は久々となる某堤防での夜釣りという事で、どマイナーな環境の根魚を狙う。
穏やかな夕方に釣り場に着いて周囲を物色してみるが、前回来た時と変化は無いようだ。
いつもの根魚狙いの竿の準備を整えて、まだ充分視界の利くテトラ帯へ第1投目を投入する。
そして間もなく、鈍くて重いカサゴ特有のアタリが出て早速本命からのスタートだ。
本日1発目は前回同様18Cm程度の妙に赤味の強い色彩の個体だった。リリースサイズだがこの釣り場ではこのタイプの カラーリングの比率が高いようだな。
しかし急速に暗くなっていく中、何故か後が続かなくなってしまったので一旦休憩をして完全に暗くなるのを待つ。
晩飯のパムを喰らいながら空を見上げてみると雲は無く、満月に近い月が目立つ。予報通りベタ凪&無風で過ごせそうだ。
19時を回って完全に夜になり、今度は堤防内側から夜型の釣法で攻め始めてみる。
暫く探っていくと、細かくて鋭いアタリが出るようになってきた。
・・が、食いが渋くてなかなか針掛かりしない。カサゴではないようだ。
少し足を止めてその反応の主を釣るべく、集中してそのポイントを攻める。
そして10分位掛けてようやくHITさせる事が出来た。
瞬発力のある引き応えに対して重量感はなく、無事に引っこ抜いてみると獲物の正体は20Cm程のメバルだった。
HITさせるまでのプロセスは楽しかったものの、このサイズでは満足は得られないな。
しかしメバルを放ってからも同様なサイズのメバルが続き、いつもの釣り場とは感覚が違うようだ。
このままここで粘っても楽しいかもしれないが、今はキープサイズを求めて堤防先端方面へと探っていこう。
18〜20Cmの根魚を釣っては放ちながら歩を進めていくと、微かな東風が出てくるようになってきた。
長袖のシャツ一枚では寒くなってきたので合羽を着用し、再び快適に釣り続ける。
そしてキープを得られないまま堤防の先端付近まで到達した頃、ようやくキープサイズの獲物がHIT。
それまでの根魚達に比べたら随分引き応えを楽しませて貰ったものの、水面に寄せてみたら35Cm程の鯛だった。
まぁ良い、とりあえずようやくキープだな。
その頃から徐々に根魚の平均サイズも上がってきた様なので、少しずつバケツに入れていく。
そしてバケツに数匹貯まる毎にスカリへ移していく。
それにしても今回もそれなりに魚信があるのに、なかなかキープが貯まらないものだ。
もう少し鯛なんかで目方を稼いでおいた方が良いかもしれないな。
しかしそう思いながら再びHITした鯛と思われる獲物は、水面まで寄せたところで針が外れてバレてしまった。
更にその後、バケツからスカリへと獲物を移した際に違和感を感じた。キープした魚が減っているような・・?
しかしスカリの周りを見ても穴が空いているわけでもなく、強いて言うなら蓋が若干緩いかな・・といった程度で魚が逃げ 出す程の隙間は無い。
なんだか腑に落ちないままスカリの蓋を締め上げて釣りに戻るが、気になってあまり集中できなくなってしまった。
微風だった風も何時の間にか少々ウザいくらいにまで発達し、それに釣られて波も立ち始めてきた。
どうも天気予報の内容とズレてきたようだ。
そのうちだんだんアタリも取り辛くなってきたので、24時を目途に終了する事に。
しかし最後にスカリを引き上げてみると、獲物の数が劇的に減っていた。やはり何処か破れているんじゃないか?
スカリをひっくり返して獲物を出してみると、なんとスカリの底に5Cm程の裂傷が発見された。
なんてこった、新調してからまだろくに使ってないのに。
スカリは修復すれば良いものの、失った土産には後ろ髪を引かれる思いだ。
新しいスカリを買う時に金網製のスカリにしようかな〜とは思ったが、折り畳めないし重さもネックになるという事で従来 の品を選んだのだから仕方がない。
結果として6時間余りの釣行としては物足りない土産となってしまったが、魚信はそれなりに楽しめたので良しとしよう。
ここは次に来る時はもっと暑い時期にしよう。