2012年10月19日 | トリックの虜 |
(俺) |
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今回は久しぶりに小川の石津堤へ行って、近頃よく釣れているというイワシを狙ってみる。
今週もまた台風の影響で外海は荒れ気味だが、今日のポイントは長い石津堤の内側の湾内なので穏やかなものだ。
15時過ぎという中途半端な午後から竿と道具、アミエビを持って釣り場に着いてみると、今日は釣り人が少ない。
まだ時間的に早いからだろう。
広々としたスペースでアミエビを融かしながら支度を整える。
空は晴れているが東の風が少々ウザいので、長袖のシャツ一枚では若干肌寒いかもしれない。そろそろもう上着が必要な季節に なってきたという事だろう。
少しずつ融けてきたアミエビに仕掛けを擦りつけて、仕掛けを投入する。
まずは遊動式のウキを付けて、浅い棚を流しながら様子を見てみる事に。
しかし閑散とした釣り場で1人で仕掛けを流していても一向に釣れる気配が無く、何度か仕掛けを入れ直したものの20分以上 アタリが出なかったので少し移動。
堤防の基部のいつも常連の老人達が集う場所へ移ると、とりあえず1人の老人が竿を出していた。
老人アングラー達は後から続々と増殖するだろうから少し距離を取って釣座を構えて仕切り直す。
そして少し経つと、ようやくアタリが出て本日1発目の小魚が釣れた。
陸っぱりの外道の代表格でもあるジンダベラ(ヒイラギ)だ。何気に当HP初登場かもしれないが、雑魚いので問答無用でリリ ース。
更に続けて小さなイサキの稚魚と、クロサギという鯉みたいな魚もHIT。
クロサギについては主に投げ釣りで釣れる外道で、これも当HP初登場だろう。しかし20Cm程のサイズで、どうも美味しそ うではないのでリリース。
ひたすらジンダベラが連釣する中、更に小型の真鯛と鱚まで釣れて五目を達成した。
ここまでいずれも全てリリースサイズで本命のイワシは影を潜めているが、普段なかなか会う事が無い外道達とふれ合ってなか なか楽しい。
そうして俺が外道達にまみれている間に老人組も徐々に増えて釣り始める。
しかし刻々と陽の力が弱まっていく中でも、俺や老人達の仕掛けにはイワシが掛かってこない。
もしかして今日は群れが他のエリアへ行ってしまったのだろうか・・。
そのうち本日一番ともいえる強めのアタリが出て無事に釣りあげてみると、獲物の正体は23Cm程のシマイサキだった。
他の魚達に比べたら結構引きが強かったな。それにしてもコイツも久しぶりの獲物だ。
周囲の老人達はたまにジンダベラが釣れる程度で芳しくないようだが、少し離れた俺の所ではその後も同じようなサイズのシマイ サキが連釣するようになって地味に楽しい。
そしていよいよ日没が迫り、イワシは諦めて代わりにシマイサキを3匹キープして終了とした。
俺的に普段は使わないトリック仕掛けだが、たまにやってみると多彩な魚が釣れて飽きない。釣り場の資質の問題もあるが、俺は この横着で楽しい仕掛けを考案した人をリスペクトする。