2012年10月5日 | 凱旋 |
(俺) |
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今回は久々にホームの堤防での夜釣りだ。
最近はすっかり日没も早くなり、過ごし易い気温になってきた。快適な釣行を楽しめるのもあと1〜2ヶ月だろうから、今宵 は餌を使い切るまで堪能してやろう。
18時頃に釣り場に着いてみると、台風の名残で東風と外海の波が少々ウザい環境だ。
今回も根魚狙いなので素早く仕掛けを組み、比較的穏やかな堤防内側を夜型の釣法で釣り始めてみる。
完全に陽が沈んでいる時間帯だが、港内に停泊している大型漁船の明りで周辺は思いの外明るい。
この程度の風と明るさなら釣りには影響しないはずだが、開始直後はなかなか魚信が感じられない。
そして10分程経ちようやく本日初HITで釣れたのは18Cm程のカサゴだ。
とりあえずは無事に本命から始められて一安心だな。今日は土産を確保していく予定だが、この1発目はリリースサイズだ。
潮通しの良い堤防先端を目指して探り歩いて行くと、細かなキンギョらしきアタリはあるものの本命はなかなか渋いままだ。
しかし1発目から更に10分程間を空けてようやくアタった2発目は、瞬発力のある力強い獲物らしい。
早くも嬉しい外道のようだ。
足元の堤防沿いでの根ズレに注意しつつも、強い引き応えを充分に楽しむ。
そして間もなく水面に寄せた獲物は、暗くて足場の高い状況でも一目で鯛とわかるものだった。
久々の暗闇ランディングも一発で決まり、堤防上に引き上げてみると38Cmの黒鯛だ。よしよし、ストリンガーの出番だ。
幸先良くキープの質量も増え、徐々にアタリが続くようになってきた。
18Cm程度のカサゴを中心にハタンポやキンギョ、それにメバルも入り混じって連釣してくる。
そんな中、時々堤防外側の様子を見てみると打ち寄せる荒波で釣りになりそうもない。今宵は内側でしか釣りにならないようだ。
なかなかキープサイズの根魚が出ない中、20Cm付近のものからランダムでバケツにキープし始める。
帰り際に選別して適量確保する準備なのだ。
そして釣り始めて1時間程経った頃に再び黒鯛の強烈なHIT。
最初に釣った鯛とは比較にならない強さの引き応えだったが、それも充分にやり取りを楽しんで無事にランディングに成功した。
しかし堤防に引き上げて測定してみると、45Cmと思った程のサイズではなかった。
でもまぁ元気の良い個体に満足してキープに追加だ。
その頃から徐々に波風も収まり始めて、根魚の活性もピークを迎えたようだ。
だんだん外道のアタリも減って、本命の確率が高くなり、バケツの中はすぐに一杯になってしまう勢いだ。
やはり聖地はこうでなくては。
一時キープのサイズを引き上げて釣っては放ちを繰り返していくと、魚影の濃いエリアとそうでもないエリアが見えてくる。
時間も疲れも空腹感も忘れて、誰にも邪魔されない至福の時間を貪る。
そして完全にベタ凪&無風になった堤防を餌切れになるまで粘り、満足したところでキープを選別して終了とした。