2012年9月2日 | 2012ジギング3発目 |
(俺・タイソン) |
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久しぶりにタイソンと都合が合い、清水の海岸からジギングでタチウオと青物を狙ってみる事になった。
今回も彼のお迎えに甘えて便乗し、目的地の駐車場に着いたのはAM2:50。まだまだ夜中なのに駐車場は既に9割程埋まって いた。
流石は激戦区の釣り場である。天気は予想外の小雨が降り続けていたが、暗闇の浜辺へと歩を進めると海岸線沿いにヘッドランプ の明りが等間隔で並んでいた。
こんな時間で雨まで降っているのに、よくもまあこんなに人が集まったものだ。俺達は少々驚きながらもポイントを物色し、空い ているスペースを確保して支度を整える。
まだ暗いこの時間帯はタチウオ狙いという事で、グローという夜光塗料を用いたジグを使う事にするのだが、まずはタイソンが貸 してくれたジグと畜光機なるモノを使う事に。
さて、俺的には陸っぱりからタチウオを狙うのは初めてとなるのだが、正直、夜のジギングで魚が釣れるとは思っていない。今回 のメインのターゲットは早朝の青物なので、タチウオはそれまでの場所取りの合間の暇潰し位にしか考えていなかったのだ。
相変わらず雨が降り続ける中、タイソンからタチウオ狙いの際の釣り方を聞きながら釣り始めてみる。
俺はともかく、普段から生活の合間を縫って浜辺へ通うタイソンならば、もしかすると釣果を出してくれるかもしれない。
今回こそはこのHP史上初となるタチウオの画像が収められるだろうか。
そして釣り始めて5分程経った頃、俺の竿に重い手応えが来た。
しかし最初は根掛かりの様にガッチリと動かなかったので、仕掛けを切るつもりで引っ張ってみたらズルズルと寄ってくるように なった。
あまりに重いのでタコでも掛かっているのかと思ってリールを巻き上げてみると、波打ち際に寄ってきたのは何やら茶色い物体・ ・。
俺:「鯒だ!」
意外な事に釣れたのは40Cm程のマゴチだった。しかも何故か針は背鰭の付け根に強かに喰い込んでいた。重い訳だ。
タ:「夜、鯒が釣れたのは初めて見た。」
まさかタイソンより先に魚を釣る事になるとは。
俺的に随分久しぶりな獲物だが、初めてのタチウオ狙いで掛かったありがたい外道である。スレ掛かりという事も含めてビギナーズラ
ックだ。
拝借したジグとタイソンに感謝しつつ、獲物はその場で鰓を切り落としてクーラーBOXへ納める。
それから10分程度経つと、今度はタイソンの方にHIT。
その引き応えからしてどうやら本命らしい。俺も自分の仕掛けを巻き取りつつ、タイソンの竿の曲がり具合に注視する。
そして間もなく、無事に浜辺に引きずり出されたのは90Cm位の本命・タチウオだ。
この男、本当に釣りやがった・・。
流石、俺達的疑似餌マスターだ。獲物も指四本幅程あり、食べ応えもありそうな羨ましい魚体である。
俺としてもHP史上初となるタチウオの画像を得る事が出来て満足だ。
しかし群れが寄っている可能性が高いので、獲物の撮影も程々に次を狙う。
目の前で本命を釣り上げるところを見せられた俺も一層気合が入って暗闇にジグを投入し続ける。
程なくして再びタイソンにアタり、今度は指3本クラスの小型を釣り上げた。
本当に群れが来ているようだ。よくよく周囲に気を配ってみると、他の釣り人達も所々でタチウオを釣り上げているようだ。
俺の方にもアタらないだろうか。
しかしそのうち回収中のジグがスナップから外れてロストしてしまうという珍事が起き、タイソンに申し訳ない事をしてしまった 。
その後は自前のジグに切り替えて竿をシャクリ続けたが、いよいよ日の出を迎えたらしい。
降り続けた雨もようやく止み、2人で青物狙いの釣り方に切り替えたものの一向に釣れる気配がないまま時が流れていく。
そしてナブラも出ないまま周囲の釣り人達も徐々に帰り始め、俺達も5:40頃に諦める事に。
今回も青物は不発に終わってしまったが、タイソンがタチウオを無事に仕留めてくれたおかげで連れてきてもらった甲斐があった
というものだ。
再びタイソンが時間を捻出出来る機会を待ちたい。