2012年6月8日〜9日 | 入梅釣行 |
(俺・タイソン) |
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半年ぶりにタイソンと都合が合い、今回もまた根魚狙いで夜通しガッツリ釣行コースを画策していたが、計画の一週間
前から雨の予報・・。
そして迎えた当日。自宅を出発する直前まで見ていたTVの天気予報で、静岡県の梅雨入りが発表されたのだった。
久々にまとまった時間を取れたタイソンも多少の雨でそう易々と諦める訳にもいかない。
小雨がパラつく20:40頃、釣り場に到着した俺達は合羽に身を包んで普段通りに釣りの支度を始めた。
幸いにも予報では暫くの間は小雨で持ち堪えてくれる事になっているし、風は微風程度なので俺的にも釣りに差し支え は無い。
広い釣り場だが雨のおかげもあって他の釣り人の姿も殆ど無く、21時の満潮までに釣り始める事が出来た。
いつものように2人で餌釣りで攻め始めてみると開始早々に根魚やメジナ、ハタンポが連釣して活性は好調のようだ。
サイズこそ出ないが、久しぶりの同行を楽しみながら釣り歩く。
そのうち潮通しの良いテトラ帯で良いポイントを見つけて釣り堀状態も楽しみ、2人で30Cm強のメジナを3匹と 半端なサイズのカサゴは数匹キープ。
しかし持ち帰りの獲物に満足しないまま、日付が変わったAM1:00頃から雨脚が強くなり始めた。
まぁこうなる事も予測していたので、実は釣り始める前に釣り場の隅にタープを張って避難場所も確保してあるのだ。
暫くの間は休憩という事でタープの下へ避難。実に快適な空間だ。
・・ところが、暫く待っても雨の勢いが衰えないばかりか風も強くなってきてしまった。
これではとてもタープの外に出て釣る気になれない様な環境だ。
ひたすら雨に打たれっ放しだった合羽も浸水し始めて、じっと待っていても寒くて厳しい状況・・少々過酷になってき た。
このままでは再び釣り始める気になれないし、朝マヅメまではまだ時間がある。どうしたものか・・。
狭い避難場所で2人で身を寄せ合って寒さに耐えながら、ひたすら時の経過と風雨の弱体化を待つ。
・・しかし3:30を過ぎた頃、さすがに限界を感じて撤収を決断。
風雨の中、避難場所を解体しながら帰りの身支度を整え始めた。
ところが各作業に手間取りながらも片付けが済み、釣り場を後にしようかという状況になって、風雨が弱まってきた。
そして仄かに空も明るさが滲み、片付け作業で体も若干温まってきた事もあって・・。
俺:「どうする?ちっとやってくか?」
結局撤収前に軽く朝マヅメの落とし込みにTRYする事になった。
そうと決まれば次の動きは早い。最低限の道具を出して準備し、餌となるイワガニも確保。
俺達は昨年以来の落とし込み釣りで今年初の黒鯛狙いを開始した。
そして止まない雨の中で堤防沿いを攻め歩き、外道扱いに変わったカサゴからカニ餌を守りながら暫く経ってようやく 本命のアタリを得た。
根魚とは違う強い引き応えを堪能して釣り上げたのは33Cmと小ぶりな黒鯛だった。
今日は初物だからキープさせてもらおう。
更にその後35Cmのメジナも追加した頃、少し離れた所を攻めていたタイソンのランディング要請の合図を確認。
タモを持って向かうと、既に水面にレギュラーサイズの黒鯛が浮いていて、彼も無事に今年初黒鯛を確保出来た。
タイソンはその後も良型のメジナも追加したが、リリースしたようだ。
そしてある程度満足した俺達は、本来の予定よりも少々早く撤収。
今回は終始雨に祟られてしまったが、結果としてはそれなりに楽しめて良かった。
次はそろそろ青物を狙いたい頃になってきた。