2011年12月3日 | だから穴場 |
(俺) |
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今回は新規開拓も兼ねて久しぶりに御前崎の陸っぱりを釣る。
前回このエリアに来てから何年経つだろうか。俺達的に遠征と呼べる距離なので普段はそうそう来られない港だが、 それでも昔は何度か来た事があるので大凡港の形はわかっているつもりだ。
とりあえず土曜の午後、俺はいつもの根魚ロッドを持って、まずは数年前に夜釣りで訪れた赤灯台のある堤防へ行っ てみた。
あまりスッキリしない空模様だが風は無く、いつも波が荒いイメージのある岸壁は思った程荒れてはいなかった。
ただ昨日の雨の影響か、海は若干濁り気味である。
堤防の麓にある大きな風車は停止したままで、周辺には数人の釣り人が竿を出していたが、それぞれ様々な釣り方を
している。
それだけ釣れる魚種が豊富だという事を表しているのだろう。
早速仕掛けを組んだ俺は、まずはテトラと堤防の隙間から攻めてみた。
しかしここのテトラ帯は焼津に比べて流木がかなり多く挟まっていて、ここの穴を知らない俺はいきなり根掛かりの 嵐に見舞われてしまった。
開始早々からみるみる仕掛けをロストしてゆき、道具の在庫が危うい。
しかし魚信の方はまるで得られず、そのうち堤防内側へと移動してみた。
するとようやく微妙なアタリを捕えるようになり、先ずはアナハゼを釣って本日1発目をリリース。
アイナメとか出てこないかな~などと思いながら、引き続き堤防沿いを探っていく。
意外な事にフグは居ないのか、若しくは少ないのだろうか?餌盗りの被害は無く、割とスムーズに仕掛けが海底まで 届く。
暫く探っていると、今度は15cm程の抱卵したカサゴが釣れた。
こんなに小さくても卵を持つのか。
なんだかここではサイズが期待出来ない予感がしてきた。
その後も堤防の継ぎ目付近から10cm未満のカサゴが連釣したが、予想通りサイズは落ちる一方になったので移動 してみる事に。
そして一旦戻って、車で移動した先はこの埋め立て地の付け根にあたる付近だ。
運河状態になった橋の脇に少しだけテトラポッドが見えるので、予てから気になっていた場所なのだ。
車を止めて様子を見てみるとウキ釣りの人が1人いるだけで、位置的に考えてもやはり超マイナースポットである事 は間違いない。
こういった穴場にTRYして釣果を出す事に、これ以上ない喜びを感じるのは俺くらいのものだろう。
早速道具を一式持って初めてとなる釣り場に降り立ってみた。
先程の釣り場に比べてだいぶ陸寄りになっているので水深は随分と浅そうだが、濁り具合は差が無い。
道路から見えていたテトラポッドは極一部だったようで、更に湾奥の砂浜まで無数のテトラが続いていた。
昔の青峰を思い出すような釣り場でなかなか魅力的かと思ったが、砂浜に近い方は潮が流れていない様だ。
とにかく、先ずは車から見ていた場所から竿を出してみる事に。
すると速攻で1発目からHIT。
予想通り浅いのですぐに釣り上げてみると、15cm程のソイが掛かっていた。
1発目を放ってもすぐに次々と同様なサイズのソイが連釣し、全てリリースサイズとはいえなかなか気分も良い。
そのうちカサゴやメバルまで釣れるようになってきた。
・・とは言ってもやはりサイズは小粒揃いで、一向にキープ出来そうにないが。
暫くの間、リリースを繰り返しているとさすがに反応も大人しくなってきた。
そこで奥の砂浜の方に向かってテトラ帯を探っていってみたが、予想通り反応は無くてそれ以上の釣果を出す事は出来 なかった。
そのまま日没に差し掛かり、餌も底をついたのを機に終了する事にした。
結局今回の開拓では満足な獲物を釣る事は出来なかったが、それでも魚信と新たな釣り場情報を得られたという事で納 得しておこう。