2011年7月8日

竿を置いて

(俺)



カサゴ

 今回は単騎で久しぶりの釣り場で主に根魚を狙う。当然、ついでに釣れてくるであろう鯛にも期待している。

 夕方、現地に着いてみると西風が少々ウザい。しかし前日までの雨も上がり、予想外に早く梅雨明け宣言もなされたので雨の心配は 無さそうだ。海面も程良く青く、雰囲気は良い。

 今日は小潮という事で、ちょうど釣り始めの時間帯が干潮。そして22:30頃に満潮を迎える。

 とりあえずまだ周囲が明るいので、俺的な昼型の釣法で釣り始めてみると早速HITした。

 今日の1発目は18cm程のノーマルなカサゴだが、妙に赤みが強い個体だ。撮影後、リリースしてすぐに次を探る。

 更にリリースサイズのカサゴを3匹放ってから、今度は20cm程のメバルがHIT。

 予想通り、早くも入れ食い状態にはなったもののイマイチサイズが出ないのでキープはゼロのまま徐々に時間が過ぎてゆく。

 そしてこのまま日没まで続けるのも考え物だと思い始めたので、一旦根魚ハントを中断してサブウェポンのジグ&サビキに切り替え てみた。

メバル

 堤防沿いを移動しながらサビキで探っていくと、こちらもすぐに反応がでた。

 しかし釣れてくるのは10〜15cmの範囲のカマスとムツの稚魚ばかりで、キープには至らない。

 潮通しの良い先端付近まで行っても獲物に変化がなかったし、ナブラも出ないのでこの釣りの方も程ほどに諦めた。

 再び根魚狙いに戻ってリリースを繰り返しているうちにいよいよマズメを迎え、2組いた他の釣り人達は日没とともに終了してしま うようだ。
  サビキに専念していたようだが、あの稚魚達以外に何か狙う価値のある獲物は釣れたのだろうか・・。

 しかしそんな時、ふと気が付くと周辺の妙な雰囲気に気が付いた。

 うお〜・・なんだコレは!?

 詳細は省くが、少し離れた水面に見慣れないモノを見つけ、釣りどころではなくなってしまった。何故もっと早く気が付かなかったのか。

 

 そこから俺は竿を置いて、気が狂れた様にある獲物の捕獲にのめり込んだ。時間が惜しい・・。

 そして辺りが真っ暗になった頃、珍しい獲物でクーラーと心が満たされて予定外に早い帰還となった。

 結局釣果としてはキープに満たない根魚は豊漁だったものの、夜釣りまでは堪能出来ずに鯛も不発という事になってしまったが、たま にはこんな珍事も有りだろう。
  楽しかった〜。



釣った事無いのに・・



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