2011年6月17日 | 散歩がてらに |
(俺) |
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雨上がりの朝、俺は散歩がてらに久々の石津堤へ来てみた。当然釣り道具も持参している。
長大な堤防は雨が止んでから間もないので堤防上は濡れているし、海の色もやや濁りが入っていた。釣りに影響が無ければ良いが・・。
とりあえず今日はジグ&サビキで陸っぱりの様子を見てみようという事で、ジギングロッドのみの軽装備である。
釣り場を物色しながら歩いていくと、ちらほらと釣り人の姿もあって何かを期待させてくれる。
空はまだ曇っているが幸い波風は弱く、混雑していないだけに釣り場も選びたい放題だ。
そしてまずは堤防中腹部の外側の、テトラ帯が途切れた部分から釣り始めてみた。ここはいつも常連に人気のスポットだが、こんな天気 のせいか気持ちが良い程空いている。
ジギングロッドにいつものサビキとジグをセットして早速釣り始めてみると、なかなか反応を感じ取ることが出来ないものの、海鳥が3羽 程近くを物色しているようだ。
そして暫くの間釣りながらその様子を観察していると、ちょくちょくホバリングの体勢から海面にダイブする姿を確認した。
コアジサシだろうか?とにかく何か、小魚が回遊しているようだ。
俺は最初の魚信を得るべく、色々な方角と棚を入念に探っていく。
そんな時、やや深めを攻めていた時に突然仕掛けにテンションが掛かった。
思わずアワセをくれずにリールを巻き始めてみると、重いだけで引き応えが感じられない。
しかし仕掛けが水面に現れた時、ジグに褐色の物体が付着しているのが見えたと思ったら、それは形を変えながら黒い汁を撒き散らした。
なんとジグにタコが針掛かりしていたのだ。
無事に釣り上げてみると、小型の真ダコのようだ。珍しい事もあるもんだ・・写真を撮ってリリース。
その直後、今度はクサフグがスレ掛かりで上がってきたので釣り場を移動。次に訪れたのは堤防先端付近の内側だ。
こちらは外側から続くテトラ帯に囲まれているので、テトラ帯の端が海中に消える付近で竿を出してみた。
隣の先客のオッサンは遠投サビキ釣りのようだが、様子を聞いてみるとイワシ等の小魚しか釣れていないようだ。
今日はイワシだって構わない。青物にはまだ早い事はわかっているのだから、小魚狙いで再び仕掛けを投入する。
先程の釣り場に比べて海鳥の数も半端無く多いので期待しながら竿をしゃくっていると、早速小魚の反応を捕えた。
ゆっくりと仕掛けを巻き上げてみると、16cm程のカタクチイワシがサビキに掛かっていた。よしよし、この魚としては充分な成魚のサイ ズだ。
更にそのまま釣っていると、鉛筆サイズのカマスや小鯖、豆鯵までも掛かり、何気に五目達成だったりする。
そして約1時間後、根掛かりで仕掛けを失って終了。カタクチイワシだけを数匹キープして帰路に着いた。