2010年8月21日 | 2010初ジグ |
(俺・ナオキ) |
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AM5:50頃、俺達は久しぶりとなるホームグラウンドの堤防へ到着した。
空はやや曇り気味だが風は無く、海面もベタ凪な大潮前の中潮の日だ。今回は俺はサビキ釣りで青物の様子を探り、ナオキは落とし込みで鯛を狙う。
ナオキと別々に拠点を設けた俺は堤防先端で早速仕掛けを作る。幸い今日も俺達が一番乗りの様で他の釣り人の姿は無いし、朝の涼しさもあってなかなか心地良い環境だ。
しかしロッドを組んで道具箱を開けた際、致命的な忘れ物に気がついた。なんとサビキ仕掛けを切らしていたようだ。
おぉう・・サビキ釣りに来たのにサビキを忘れてしまうとはコレ如何に。時期的にも期待度の高い釣りなのでこのショックは大きい・・。
一瞬頭の中が白くなり掛ったが、仕方がないので錘代わりに持ってきたジグだけで釣る事とした。さすがにこれでは数釣りは望めない。
ところが、あまり期待しないで投入した第1投目から何かがHIT!あまり大きな獲物ではない様だがそこそこの引き応えを感じる。
そして無事に水面まで獲物を寄せてみると、30cmオーバーのカマスがジグを咥えていた。よしよし、幸先がいいじゃないか。本日1発目を引っこ抜き、クーラーBOXへぶち込む。
更に続く二投目では少し強めの引き応えの獲物が掛り、これも引っこ抜いてみると32cm程度のワカナゴだった。良かった、早くも今年初の青物を確認する事が出来たぞ。
その後もジグを投入する度に高確率でカマスがHIT。小さいものは20cm付近のものもたまに混じるが、殆どが尺越えクラスで実に楽しい状況だ。
しかしHITしたものが途中で針外れでバレてしまう事も多い。
俺のジグはタイソンの教えによって市販の状態のトリプルフックは外して、代わりにアシストフックなるシングルの針を3ヶ所に付け替えてあるのだ。
その影響なのか、回収率はかなり悪い状態のまま釣り続ける事となった。
やや離れた所にいるナオキの方を見ると、竿を曲げてやり取りしていた。ナオキの方も釣れているようで良かった。
そして暫く夢中でジギングに勤しんでいると徐々に魚信は減っていき、何時の間にか空は晴れ間が広がってきた。
そろそろ潮時だろうか。堤防沿いを探り歩いてきたナオキと遭遇して様子を聞くと、鯛のジアイも終わってしまったようだ。
まあ今回の釣りは朝のジアイだけを目的に来たのでこれで充分といったところか。
サビキを忘れた事によって釣果は大幅にダウンしたはずだが、なりゆきで今年初ジグの釣果を得られて嬉しい。ワカナゴに関しては小型を1本しか取れなかったが、ちょくちょくナブラが見られた事も今回の大き な収穫だ。
ナオキの方は数匹の黒鯛を釣り上げたものの、拠点から遠かったのでキープを面倒臭がったりしてリリースをしているうちにジアイが終わってしまったようだ。結局ナオキは朝1発目の35cm程の黒鯛1匹のみ のキープとなった。
それにしても今年もまた海釣りが楽しいシーズンになってきた。次の釣行が待ち遠しいものだ。