2010年8月7日 | 2010初開拓 |
(俺・ナオキ) |
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約1カ月ぶりの釣行は3年程前から目を付けていた某堤防だ。数回にわたる下見を経て、この夏になってようやくナオキと2人での初
挑戦となった。
今まで車窓から見ていた想像に対して期待通りなのか、そうでもないのか・・現実を体感する瞬間だ。
期待に胸を膨らませながら未知なる釣り場に到着したのはAM6:30頃だ。朝から激しく太陽が照りつける中、初めての釣り場を軽
く物色。
予想通り特徴的な形のテトラポットが目立つが、思いの外隙間が狭くて波の煽りも激しい。
おまけに周辺の水深も意外と浅い様で、若干うねりも加わった荒波が海底の砂を巻き上げてやや濁り気味である。少し離れた所には先 客の姿も見え、どうやら投げ釣りをしているようだ。
今回俺はいつもの根魚狙いとちょい投げでのキス狙いの支度を整えてきているが、この感じでは根魚は苦しい展開が予想されるのでキ ス狙いから始めてみよう。ナオキは珍しく短い竿を使ってカラス貝での落とし込みを敢行した。
釣り始めて間もなく、早速俺の竿先にブルブル感が伝わってきて難なく本日1発目をGET。20cmの本命だ。
ナオキの方は初めての環境にやり難さがあるようで攻め方に苦労しているようだ。見ている限りではこの状況で釣果を出すのは難しそ うである。
しかしそう思っていると、俺の釣座近くを攻めていたナオキの竿先が突然テトラの穴に引き込まれた。
俺の目の前での予想外のHITに2人で驚いてしまったが、未知なる獲物はそれほど大きくもないうえにナオキの慣れた操作もあって 無事に御用。
ナオキの1発目は35cm程のキビレだった。
慣れない釣り場のうえに環境も厳しい中からよくぞHITさせたものだ。キビレをキープしたナオキはテトラ帯を中心に探り歩いて行 ったが、それまでの厳しい予想を吹き飛ばしてくれた。
そんな勢いも手伝ってか、ちょい投げの俺の竿にはアタリが頻発して15〜22cmのキスが順調に掛ってくる。
仕掛けが軽いので小魚とはいっても侮れない引き応えを楽しませてくれる。
しかしそんな中、それまでのキス達よりも一回り強い引き応えの獲物が掛ったものの、リールを巻くのを躊躇した隙に根に入られてバ
ラしてしまったという事態が2回続いた。
うーむ、残念。せめて正体までは見届けたかった。
その後、陽が高くなるにつれてアタリも遠のいてきたので終了。俺はキスを適度にキープしたが、ナオキは最初のキビレ以降は渋い展 開を強いられたようで追加の釣果は無かった。
そして帰り際には初めてとなるポイントでの美味しい海水浴も楽しみ、満足して岐路に着いた。