2010年5月8日

HP設立5周年記念イベント

(俺・ナオキ)



 GWの渓流釣りの疲れが抜けたと思ったら、その週末の夜に早くもナオキから海釣りのお誘いがきた。どうやら翌日は素晴らしい凪の 予報らしいのだ。

 いよいよ夏が近付いて来た感じだろうか。幾つもの釣り場候補が選択肢に浮かび、その中から早急に予定を決めて仕度を整えなくては ならない。俺達的に2月以来となる久しぶりな海釣りだ。

 そして急いで思案した結果、今回はベタ凪ならではの釣りということでボートを使ったキス釣りに決定とした。俺的に実に数年ぶりの 船釣りとあってなんとも楽しみだし、せっかくだから機を逃したままになっている昨年分のイベント釣行という事にしよう。
  しかし昨年結婚して焼津に引っ越したナオキだがこんなに頻繁に釣りに出てきちゃって良いのか新婚なのに・・。

 当日朝、焼津港を出発して20分程度移動したところで、まずはアンカーを打たずに流してみる。

 予報通りの快晴無風ベタ凪で実に快適な環境だが、陸っぱりの釣り人は少ないようだ。沖に出ているプレジャーボートも無く、シラス か何かの漁船が高速で群れを探して暴れ回っている。

 俺もナオキもキス狙い一本で釣り始め、暫く経つとナオキにHIT。深い海から見事な本命が姿を現して喜んだが、獲物をキャッチす る直前に針外れで逃がしてしまった。

久々のボート釣り

 締まりのない開幕だが、獲物はここに居る。最初から何も心配していないし、釣れる事は決まっているという予定調和みたいな釣行だ が、やはり魚を見ると興奮するものだ。

 間も無く俺にもアタリが伝わり、小型ながら同時に2匹釣り上げて本日初を決めることが出来た。

 爆釣とはいかないが、ぽつりぽつりと順調にキスが釣れる中、何度か船を流したところでアンカーを打つ事とした。実はこのアンカー はナオキの完全自作品で、その効力を体感するのも目的だったりするのだ。

 そしていざ実践してみると、海底の砂地に見事に食い込んで完璧な効果を発揮したのだ。うーむ、素晴らしい・・売れるんじゃないか ?

 暫くキスを釣っていると、巻き上げてくる仕掛けを何者かが追いかけてくる事に気がついた。

 俺は仕掛けを回収する際に敢えてゆっくりリールを巻き取り、その正体を探ってみると釣れてきたのは10cm程の鯖の稚魚だった。 どうやらなかなか大きな群れらしく、生き餌用に数匹キープしてみた。

 アンカーの効果を実証出来たところでナオキが2本目の竿を出す事となり、少々強めの竿に先程の鯖をつけてヒラメ狙いである。

 するとヒラメ用仕掛け投入後に間も無く竿先に反応が出始めた。

 強い引き応えに驚くと同時に緊張しながらのやり取りをするナオキ。見ている俺も楽しみな瞬間だ。そして・・。

会心のヒラメ

ナ:「ヒラメだっ!」
俺:「おぉ〜。」

 無事に水面に寄せた獲物に更に驚き、タモで掬い上げた。

 ナオキ的にヒラメと呼べるサイズのものは狙って釣ったのは初だという。俺的にも久しぶりに見たその魚体は羨ましくて眩しく見えた 。

 気がつくと日が高くなり、少しずつ波風が出るようになってきた。何時の間にかカヌーやプレジャーボートも沖に出てきている。

 ヒラメの釣果に浮ついて2匹目を狙ってはいたものの、キスの方は落ち着いてしまったので、俺達は堤防の内側へ移動してみた。

 移動した後は再びキスのアタリが出るようになり、そのうち俺の竿が重いアタリをキャッチ。

 1.2号のハリスをブチ切られないようにゆっくりとやり取りした結果、銀輪輝くキビレが水面に上がってきた。

 これも暫くぶりの獲物である。ナオキに掬ってもらい、無事にGETしたキビレは36cm。またしても釣果に幅が広がり、楽しませ てもらった。

 その後、数匹のキスを追加した後は獲物の劣化が心配になり帰還ということに相成った。
  実は今日はキスを釣る事しかイメージが無かったのでクーラーBOXも小型の物しか持ち合わせていなかったのだ。

 13:30頃に無事に港へ戻り、釣果を改めて見て撮影しておく。
  本命のキスはぼちぼちといったところだが20cm以上のサイズは少なく、全般的に小型主体である。しかし45cmを記録したナオキの ヒラメと俺のキビレのオマケがついて、なんとも楽しい釣行となった。

 沖へ出るのもなかなか良いね。これからが楽しみなシーズンになってきた。



釣果の一部



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