2010年2月6日 | 西風に追われて |
(俺・ナオキ) |
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今回はナオキと都合が合ったので久しぶりに遠征という事となった。天気予報では強い西風が予想されていたので、俺達的に初となる
東伊豆方面の釣り場の開拓も兼ねての釣行だ。
昼過ぎにナオキの車で地元を出発して、目的地付近に着いたのは16:30頃だった。
延々と続く岩場はまさにこの地域の特徴といった感じで、至る所に小規模な漁港がある。俺達はそんな無数にあった港の一つに着目し て今日の釣り場としてみた。
初めて来たこの港は堤防と適度な質感・サイズのテトラ、そして岩場が合体した感じでなんとも良い雰囲気だ。
まずは2人で日没間際のテトラ帯へ降りて、オキアミで根魚を狙ってみる。
すると間も無く俺の竿の穂先が生命反応を捕らえて何かがHIT。
なかなかの引き応えで楽しませてくれるが、慣れない穴での勝負なので勝手がわからずついついドラグまで使って大事に対応してしまった。
そして薄暗い穴からわざわざネットランディングしてもらった獲物は23cm程度のメジナだった。
うーむ、メバルだったら良かったのに・・などと嘆いても仕方がない。とりあえずは魚が釣れたし、何よりもスリルある引きを楽しめ たから良しとしよう。
ナオキもテトラに乗りながらも、少々長めの竿で前方を探って海中のテトラの穴を攻めているようだ。
ギリギリの視界の中で俺は1発目をリリースして同じ穴に戻り、再び仕掛けを振り込む。
すると今度は先程と同様なアタリが出て2度目のHIT。
しかし今度の獲物は更に強い引き応えでガンガンラインを引き出して抵抗する。今回は今までよりも一回り太いラインを巻いてきてい るのだが、慣れない環境で周囲のテトラにラインを擦りっ放しで肝を冷やしながらの応戦だ。
2度も根に潜られたがなんとか交わし、ようやく水面に連れ出してランディング。暗い堤防へ上げて良型メバルを期待しながら明かり を照らすと、正体は又もメジナだった・・。
うむむ、残念だが仕方がない。メジナの濃さもさすが伊豆といったところか。
しかし32cmを記録したこのメジナも先程の小型も“オナガ”ではなくノーマルなタイプだった。
そしてとうとう完全に陽が沈み、周囲を暗闇が覆ってからは2人で釣り方を切り替えてみる。
俺はテトラ帯から前方に向かって渓流用のルアーにTRYして、ナオキは電気ウキを使って同様に前方の中層をオキアミで探り始めた。
しかしどちらも経験の少ない釣り方なだけに信頼度も少なく、それでも2時間近く粘ってみたが結局日没以降の釣果は得られなかった
。
せっかくの遠征だが不本意な貧果である。しかしこの釣り場は是非とももっと明るい時間から穴釣りでリベンジしてみたい。
ちなみにこの後の磯遊びは実に楽しかった。次のチャンスがあったら釣りも含めて朝から夜中まで滞在したいものだ。