2009年9月19日 | 貴重なカサゴ |
(俺) |
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今回も焼津港の一角で、夜の根魚狙いに出向いてみた。
実際この付近での釣りは俺的に数年ぶりで、かつての魚影との隔たりを感じるのが怖い気もするが、最近例の上州屋の釣果情報でなかなか
の釣果が出ているようだ。
外港の外側の堤防へ上がってみると台風の影響で東風が強く、海はうねりを伴ってだいぶ荒れている。さすがに堤防先端付近には人 影は無いが、それでも内側の湾内には結構大勢の釣り人がいた。
俺はいつもの根魚狙いの仕掛けで堤防を先端に向かって釣り始め、第1投から18cm程のカサゴが釣れた。
しかし強風に仕掛けが煽られて非常にやり辛いせいか、その後は暫く反応がないまま釣り歩くことになった。
それから1時間程掛けて荒れ狂う堤防先端までなんとか探り終え、物足りない気分のまま再び堤防の付け根まで戻ってきた。
やはり高い堤防に風が遮られて環境はこちらの方がやりやすい。
そしてそろそろ場所移動しようかと思いながら堤防付け根の角へ仕掛けを下ろしてみた時、微かな感覚で餌が盗られた。まるで日中の 黒鯛みたいな微妙なアタリだった。
ちょっとだけ緊張しながら再びオキアミをつけて同じ場所へ2投目を流し込む。
すると同じタナまで仕掛けが降りた頃に同様のアタリを感じ取り、今度は「これでもか」って程食う時間を与えてから竿先にテンショ ンを加えてみた。
どうやら今度はしっかり針まで食ったようだ。少々重い感触が伝わってきたのでアワセを喰らわせて一気にリールを巻き上げる。
そして無事に引っこ抜いてみると、24cm程のカサゴだった。
とてもカサゴとは思えないシビアなアタリだったのは、恐らく付近の釣り人が頻繁に所構わずライトで照らしたりしていてプレッシャーが
掛かっていたからだろう。それくらい警戒心が無ければそのサイズまで生き残れなかったのだとも思う。
だからこそそのカサゴが貴重に感じ、敬意すら覚えた俺は優しくリリース。
・・する訳がなく、俺達的キープ可能サイズとしてお刺身と相成った。