2009年6月5日 | 荒天Love? |
(俺・ナオキ) |
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雨と風がウザい中、いつもの釣り場に着いたのは18時頃だった。
まだ空が薄明るいので俺は昼型の釣り方で根魚を狙い、ナオキは堤防先端を目指してカラス貝を使って落とし込みで探って行く。
こんな天気の時はいつもの事だが、風上へ顔を向けると速攻で眼鏡が濡れてしまうのでなんとも釣り難い状況だ。雨はともかく強風は 好きになれない。
ナオキはテンポ良く移動しているようだが、そちらの方が風上なので殆ど見ることが出来ないまま徐々に周囲が暗くなってきた。
俺はテトラ帯から釣り始めて暫く様子を見ていたが、今朝から続く雨風のおかげで外海は少々荒れ模様のようだ。昼型の釣り方ではア タリが出ないようなので釣り方を変えて攻めてみる。
堤防内側へ移ると風が強めなのでこれまたやり難いが、今度はなんとかアタリが得られるようになってきた。
しかし視界が利く間はクサフグの確率が高く、根魚は小型のカサゴしか掛からない。夜型の釣法は完全に日が落ちてからじゃないと、 まともな効果が得られないのだ。
クサフグの猛襲が収まる(日没)まであと僅かなので、その間を利用して帽子のツバを手で抑えながら堤防先端のナオキの様子を見に 行ってみる。
移動してみると既にスカリが投入してあって早くも獲物をキープしているようだ。
更に近付いていくと、荒れ模様の堤防外側で竿を大きく曲げて応戦しているナオキが視界に入った。
こんな状況でよくやってるなぁー・・と見守っていると、なかなか大きな獲物のようだがかなり強引にやり取りをしているようだ。
そしてうねる海面に浮かせたのは遠めにも大型とわかる黒鯛だった。
無事にランディングまで見届けてから測定をすると51cm。大型と言えるラインの年無しである。
ナ:「いやぁ〜ハリス太くしたから1mmも糸を出さずに寄せちゃったよ。(笑)」
なるほど、強引に竿を曲げている様に見えたわけだ。しかし驚いたのはその後だった。
51cmをスカリに移そうと、海からスカリを回収するとそちらにも同サイズの黒鯛が入っていた。
なんと今日1発目の獲物も50cmだったということで、これで年無し2連荘になったというのだ。すげー。
大型2匹で随分狭くなったスカリを海に投入し、暗くなった海で再び釣り始める。
俺は釣り方の特性上、風下に流れるように移動しながら探っていくが、ナオキは相変わらず風向きを無視して強引に釣り続けていくよ うだ。
暗くなってクサフグは御休みに入ったようで、俺の仕掛けにはカサゴばかり掛かる様になってきた。しかしどれも20cm程度までで キープには至らない。
・・というより、どちらかというと鯛を目当てにして探り続ける。風は相変わらずだが雨は少しずつ小降りになってきたようだ。
しかし21時頃の終了の時間までに、ついに俺はキープを得ることは出来なかった。根魚の型はもちろん、小型の鯛ですら釣れなかっ たのは残念だ。
ナオキも暗くなってからは釣果が伸びず、結局年無し2枚だけのキープになったがまぁ満足だろう。
ナオキは一昨年秋に単独釣行で50cm、53cmという釣果を出しているので記録サイズという訳ではないが、俺達的な黒鯛レコードの
順位が若干変動する事になった。
次はもっと風が弱い日にTRYしたい。