2009年5月21日 | 2009初単騎 |
(俺) |
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今日は今年初の単独釣行である。天気予報ではひたすら曇りっぱなしの予報になっているが、波も風も穏やかな様なので問題はない。
どんよりと曇った16時頃にいつもの釣り場へ行くと、ちょうど満潮から潮が下がり始める頃だった。
いつもの根魚用タックルを組んで速攻でテトラ帯を釣り始めると間も無く、静かに穂先を引き込む独特のアタリを感知した。
1発目は幸先良くメバルから掛かってきた。20cm程のリリースサイズだったが、元気のよい引き応えを堪能してから放流。
その後も数匹のカサゴ・メバルを放ち、開始から10分程経った頃にやっと良型のアタリがきた。
アワセの際の獲物の頭を上に向ける動作で、なんとなく獲物のサイズが想像出来るような気がしてきた今日この頃だが、このアタリの 獲物は9寸クラスかと思わせる程重くてときめいた。
・・が、水面から抜き上げてみると意外と25cm程だった。1ヶ月ぶりの再会で勘が鈍ったのだろうか?とりあえずスカリを出して 、本日の初キープとする。
しかしそれから少し経つとジアイから外れたらしく、殆ど餌を盗られない様な時間帯に入ってしまった。
まぁいつもの事なので、足を使ってひたすら探り続ける。この時間帯はメバルはまず釣れないが、カサゴなら鼻先まで餌を近付ければ 食ってくれる。
次のジアイに入るか、周辺が暗くなるか、どちらが先になるかはわからないまま、俺は貧果タイムを探り続けた。
そして2時間近く貧果を味わった頃に辺りが暗くなり、俺は夜型の釣り方にチェンジした。
するとタイミングが良かったのか、カサゴが入れ掛りするようになった。キープするのが面倒だったので暫くはリリースし続けたが、 そのうち25cm程のカサゴが釣れたのを機にカサゴもスカリへ移した。
それから少しずつ魚信が落ち着いてきてある継ぎ目を攻めていた時、今年初めての重くて強烈なアタリを捉えた。
ある程度期待はしていたので心の準備は出来ていたが、ドラグから引き出されるラインがなかなか止まらないのを見てアドレナリンが 一気に放出されるのを感じた。
ようやく今年初の黒鯛か。久しぶりのせいか引きが強く感じられるが、ドラグを活用してやり取りした末に無事に水面まで浮かせるこ とが出来た。
・・が、暗闇ランディングの際に何となく違和感を感じながらタモで掬い上げてみると、獲物の正体は黒鯛ではなくメジナだった。
今思い出してみると引き応えのパターンも水面での暴れ方も一味違っていたような・・。サイズは40cmあったのでスカリへぶち込 んだ。
強い引き味を楽しんだ後も、俺は更なる釣果を求めて暗闇を探り歩く。
カサゴのアタリは殆ど無くなり、たまにキンギョが掛かるような状況になってきたが、今年初黒鯛に期待しながら竿先に神経を集中し て攻める。
相変わらず星が見えない空の下だが、微風に当たりながら探り歩いていると実に気持ちが良い。ずーっとこんな事していたい気分であ る。
・・が、そんな事を考えていた頃に再び型モノのアタリを感じ取って即アワセを一閃。
今度の獲物も下へ下へと一気に潜り、堤防沿いに右へ左へと走って楽しませてくれる。
この感じは先程のメジナとは若干違うところが感じられるから恐らく鯛だろう。
ラインの強度の臨界点に達しないようにドラグで引き応えを調整しながら、いつもより慎重に獲物を泳がせながら楽しむ。
そして相手の体力が落ちてきた頃に水面に浮かせると、再び体全体でビッタンビッタンと暴れて獲物が黒鯛である事を保障された気分 になった。
無事に暗闇ランディングを成功させて見ると、獲物は予想通りの今年初黒鯛だ。サイズは先程のメジナより若干大きいので42〜43
cmといったところだろう。
コイツも土産にキープとした。
その後一息入れてから更に探り歩いたが、空腹感と疲労を感じて竿を仕舞う事にした。
実は俺は今まで人生の半分近い期間吸い続けてきたタバコを昨年末を機に断っているのだが、それ以前の予想とは裏腹に体力が復活す るとかは無く、むしろ疲れやすくなっているような気がする。
このまま禁煙人生にする方向ではいるものの、釣りに影響が出るようでは困ったものだ。・・ぁ、歳・・?
そんな訳で予想よりも疲れた釣行となったが、それなりの獲物が出てまぁ満足出来る内容になって良かった。次回はアノ釣りをやる頃 だろうか。