2008年8月30日

棲み分け?

(俺・GO君)



 今週末も前回と同様な条件の中で、俺達は同じ釣り方と面子で同じ釣り場へ向かった。
  今回も雨が予報されていたが、幸い風は微風程度で釣り難さはない。俺達は潮通しの良い堤防先端へ陣取って、前回を越える釣果を目指し て釣り始めた。

幸先は良い

 潮通しの良い堤防沿いを釣り始めると間もなく、俺の竿に18cm程のカサゴがHIT。キンギョまみれだった前回とは違うという事 を体現すべく、序盤から根魚の入れ掛りが始まった。

 今回は比較的幸先の良いスタートだが、数こそ出るもののサイズは21cm程度で頭打ちだ。ひたすらリリースを繰り返し、もう一回 り大きな獲物を探り続ける。

 そして少しずつ移動して探っていくとあるエリアからは根魚の反応が薄くなってゆき、今度はキンギョの反応が増えてくるようになっ てしまった。

 堤防先端から離れれば離れた分だけ、まるで棲み分けられているかのように釣果の主役が変わってきている。

 そして気がつけば前回の釣行で釣ったエリアに踏み込んできていた。
  色々な条件が複雑に関わっているのだろうけれど、どうやら最近は潮通しの良いエリアの方が本命の魚影が濃いようだ。

 キンギョ祭りが始まった事に危機感を抱いた俺は、再び堤防先端方面へ歩を進めた。

 再び堤防先端へ辿り着いて釣り始めてみると、釣り始めた時ほどの勢いはないものの、根魚が若干サイズアップして釣れてくる様にな ってきた。

 そろそろキープしてもいいかな?位のサイズも出てきたが、キープするのが億劫になってきた。
  しかし数匹釣ったところでGO君に欲しいかと尋ねると、快く頂戴と返されたので彼の為にキープするようにした。

 そしてそのうち20cmクラスのイサキやムツの稚魚が掛かるようになって、不思議な気分になった頃に本日の釣りを終了する事にし た。

 終わってみれば俺は数ばかりでキープは無く、最近安定して釣れていた外道の黒鯛にもフラれてしまって貧果そのものだ。GO君も本 命は2匹と、ギリギリでプレゼントされたカサゴを3匹のみのキープ。
  釣り始めた時の気合はどこへやら・・。空腹感と疲れに打ちひしがれた俺達は、力なく帰路に就いたのだった。



予想外の貧果



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