2008年7月28日 | 思い出の航路 |
(俺) |
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空がどんよりと曇った14:20。俺は久しぶりに焼津港の一角でキス釣りに挑んでみる。
ここは学生の頃に自転車でよく遠征に来ていた思い出の釣り場で、灯台に挟まれた航路へ仕掛けを投げ込んでよくキスを釣ったものだ
。
現在は潮の流れが鈍くなったようだが、魚は相変わらず居るだろうか。
竿を伸ばして仕掛けをセットしていると、断続的に小雨がパラつくようになったが構わずに釣り始める。餌はキス釣りの定番、赤イソ メだ。
1投目を放り込んで暫く経ち、仕掛けを徐々に引きずってくると竿先に反応が出た。
ブルブルッと来るこの感覚は間違いなく本命のそれだろう。軽く竿を煽ってリールを巻くと、僅かな抵抗感を感じる。
そして無事に堤防上に抜き上げたのは、僅か12cm程のピンギスだった。
サイズはともかくとりあえずはいきなり本命GETだ。しかしリリースは難しい・・。
一応、針を外して即座にバケツへ入れて、泳げるかどうかのリリース適正テストを実施するが・・獲物は遭えなく横を向いてしまった ので仕方なくクーラーBOXへ移す。
2投目以降もトラギスやキタマクラ等の外道混じりで飽きない程度にピンギスが釣れてきた。
どれも15cm以下の小魚ばかりだが、気掛かりだった昔ながらの魚影はそれほど陰りが見えなくて安心した。
魚を掛ける事を最優先に釣りながらも、更には出来るだけ獲物の口に浅く掛かるようにアワセのタイミングも重視するように心掛ける
。
こんなに小型のキスが多いとなると、釣った後のダメージを出来るだけ軽減してリリースに備えたいものだ。
低確率ながらもリリースを成功させながら2時間程経った頃、本日初の良型のアタリがきた。
アタリと引き応えが、それまでに釣れたものを超えている。
そして水面に寄せると、予想通りの20cm程のキスだった。出来ることならもう一回り大きい獲物からキープしたいところだが、ま ぁ良しとしよう。
その後、更に同型のキスを1匹追加した17時半頃に納竿。12〜21cmのキスを6匹キープした。
小型がここまで多いとは想定外だったが、まだ港内の釣り場も死んではいなかった。環境汚染をこれ以上拡大しないよう、願うばかりだ。