2008年7月17日

最短釣行記録

(俺)



 昨日タイソンが浜からのジギングで鯖を爆釣させたという情報を聞きつけて、居ても立ってもいられなくなった俺は、平日にも拘らず 今年2回目のジギングをやりに海へ向かった。

 タイソンにも声は掛けたが今日は行かないという事なので、単独で浜へ出る。

 浜辺を一望出来る場所に立ったのは17:30頃だった。空はよく晴れ、風も殆どない。既に数人の釣り人が並んでいたが、どこに入 ろうか・・。
  と思っていると、かなり沖の方で鳥山が出来ているのが目に入った。残念ながら射程範囲外だが、陸に寄ってくれれば・・。

 しかし暫く沖合いの様子を眺めてから最寄の波打ち際まで歩いていると、沖の方から徐々にこちらへ鳥山が近付いてきた。少し西の方 へ流れてはいるが、明らかに射程距離に向かってきている。

 俺は最初に入ろうとしたポイントから西へ移動して、なんとか鳥山の近くへ辿り着いた。
  ここはジギングの人気ポイントからちょっと西へずれた所で、浜から中途半端な堤防が2本突き出していて、俺的には初めて来たポイント だ。

 釣り人は2、3人程度しかいないので、俺は堤防の先端へ移って急いで支度をする。鳥山はまだ目の前だが、いつ移動してしまうかわ からないのでついつい焦ってしまう。

 そして20秒で仕掛けを組んで速攻でジグを投げ込む。

 着底を待ってから大きく竿をしゃくると、いきなり竿先に重量感が伸し掛かった。

 ぉお、今年のジギング初釣果か!?なんだかあまり生命感を感じないが、竿を弓なりに曲げてリールを巻き続ける。

 堤防近くまでラインを巻き取った頃になって、ようやく獲物の引き応えを感じられるようになった。

俺的に生涯2匹目のジギング釣果

 右へ左へを走る感覚はさすが青物といったところか。結構楽しいが、それ以上に気掛かりなのはこの堤防を囲むようなテトラ帯だ。

 堤防から前方10m付近まで中途半端な暗礁のようにテトラポッドが広がっていて、根ズレする危険性も高い。
  俺は竿操作と巻き取りペースを調整しながら、根ズレを避けるように回収のチャンスを窺う。

 そしてある程度獲物が弱ったところで一気にリールを巻き上げて無事にGET。

 今年のジギング初釣果は35cm程の鯖だった。あぁ、俺的に生涯2匹目のジギング釣果でもあるなぁ。

 しかし鳥山はまだ射程範囲にいる。感傷に浸る間もなく鯖をノジメして第2投目を投入。

 すると今度はだいぶ近くまで巻き取った頃に、テトラ帯の近くでHIT。さっきの鯖よりも重量感とパワーを感じる。

 竿を立ててかなり強めに引っ張ってみるが、今度の獲物はズルズルとラインを引き出してくれる。ちょっと大きいか?

 そして暫くの奮戦の後、ようやく足元まで獲物を寄せる事が出来た。

 波で洗われる獲物は茶色っぽく見えて、一瞬鯉でも釣ってしまったのかと思ったが・・よくよく見ると大きなシーバスのようだ。
  イカン、コレは引っこ抜けないだろう。

 やはり俺はタモなんて持参していないので、どこか水面に近い場所を探そうと周囲を見回すと・・。

 何時の間にか釣り人の数が増えていて、そのうちの1人のオッサンがタモを持ってきてランディングしてくれた。
  ふぅ、助かった。ありがとね。

生涯3匹目のジギング釣果はスズキ

 無事に堤防へ引き上げてもらった獲物は、結構大きいシーバスだった。以前釣ったヒラスズキの特徴がないことからコイツはノーマル な鱸だと思われる。

 それにしても俺的にこのサイズのシーバスを釣ったのは初めてだろう。タモ入れしてくれたオッサンは70cmはあると言ってくれた が、手の平を4回並べられるサイズだったのでもうちょっと大きいかな。
  困った事にタモどころかメジャーさえも持ってきていないので即座に計測も出来ないが、充分満足のいく獲物だ。

 その後、ついに根ズレで一本御釈迦にしてしまったものの、新たにジグを結んで投入して40cm程の鯖を2匹追加&キープ。

 後から来た釣り人達もまだ釣れていたから、このまま釣っていれば更なる釣果は出ただろうが・・鯖3匹もあれば家のキープは充分な ので早々に竿を仕舞うことにした。
  食いきれなくなる程鯖ばっかり釣っても仕方が無い。

 シーバスについては・・処理が面倒だったので正確な測定をしないまま、近くで遊んでいたブラジル人親子へ寄贈。喜んで頂けた模様 だ。イインダヨー。

 とりあえず今回は無事、久々の青物の引きを堪能出来て良かった。仕掛けを投入した回数はたったの8回で、釣り場での滞在時間は僅 か40分程度と、過去に無い早々の撤収になったが満足だ。
  鯖はもう釣ったから、次はワカナゴが回ってきた頃に行ってみよう。







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