2008年6月21日 | 梅雨の夕マヅメ |
(俺・ナオキ) |
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久しぶりの海釣りは、いつもの焼津で夕マヅメを釣る事になった。梅雨らしく朝から降り続く雨と南南西の風がウザいものの、俺達は カッパを着用して釣り場に向かった。
しかしこんな天候でも暫くぶりの釣りに期待していて移動していた時、なんと俺の竿の穂先が不慮の事故で折れてしまった。
はぁああ・・なんて事だ・・!俺の為に作ってもらった大事な竿がぁあ!
今日は俺もナオキも竿は1本ずつしか持ってきていないし、ここまで来てこの天候の下、家まで竿を取りに帰る気力は起きない。・・ というか、俺は予備の竿自体持ち合わせが無いのだ。
テンションがどん底まで低下した俺は、穂先の折れた竿で今日の釣りに挑むことになってしまった・・。
ポイント付近でナオキと別れ、俺は堤防外側のテトラ帯で根魚を狙い、ナオキは堤防内側で落とし込みを始める。風雨は少しづつ強ま っているようで、この時間にしては随分薄暗い。
俺は折れた穂先を見ながら暫く呆然としてしまったが、今更どうにもならないので強引に仕掛けをセットして釣り始めてみた。
・・が、穂先の感度が命だっただけに今の状況は辛すぎる。餌取りのアタリすら感じ難く、これではメバルのアタリを聞き合わせする 事は不可能に近い。
水面も少々荒れ模様で、結局日没までに釣れた魚はキンギョと15cmクラスのカサゴを合わせて5匹程度だけだった。 なんとかカサゴは釣る事が出来たが、キープには至らない。
暫く経って完全に日が沈んだ頃、俺は夜型の釣り方に移行すべく堤防内側へと移動した。
ナオキの方は順調のようで、カラス貝を餌にして既に数匹の鯛をGETしているようだ。拠点の脇にはストリンガーがぶら下がっていて、
そこそこのサイズの魚影が見える。
なんとか俺もキープサイズを釣りたいところだが、釣り方をチェンジしてもアタリはなかなか増えない。
そのうち鬱陶しい風が止んで雨も少しづつ小降りになってきた頃、ようやく俺にもまともなアタリがきた。
なかなか元気に暴れた割りにあっさり水面に出てきたのは30cm程の黒鯛だった。さすがに黒鯛のこのサイズをキープするのは気が 引ける。
とりあえず引っこ抜いて撮影だけ済ませて海へ帰しておく。
離れた所にいるナオキもしばしば竿を曲げてはタモ入れしているところを見ると、順調に数を伸ばしているようだ。
徐々に移動していくと、ぽつりぽつりと20cm前後のカサゴは釣れてくるようになってきた。そして堤防先端付近まで行った所でよ
うやく22cmの本日初メバルをGETできた。
撮影したかったがカメラを拠点に置き去りにしたままだったので、仕方なくそのままリリース。
そして時が流れ、小雨の止まないまま21:20頃に納竿ということになった。
俺はメバルの後で39cmと40cmの黒鯛を追加したが、本命の根魚の方は穂先の感度の問題もあってか貧果になってしまった。
ナオキの方は35〜45cmの黒鯛を5匹釣ったようで、35cmはリリース済みとの事だ。
黒鯛釣りには最適なシーズンに入ったようだが、俺の好きな根魚は低調になってしまった。お気に入りの竿が折れたという事もあって 、魚は釣れたもののイマイチ気分が晴れない釣行となった。