2007年12月23日

開拓釣行

(俺・タイソン)



 以前の下見から数か月経ち、予てから行きたいと思っていた由比漁港への釣行が決まった。ここは隣接する東名高速道路を通過するた びにいつも目を奪われていた場所だ。はたしてどの程度の資質を備えた釣り場なのか。

 AM8:00頃、俺達は由比漁港へ降り立った。そして小雨が降ったり止んだりの曇り空の下、俺とタイソンはいつもの根魚用の仕掛 けを組んで釣りを始める。

 この港は堤防が数箇所あるが、俺達は併設されているテトラ帯が最も長い堤防を選んで、その隙間の穴を探り始めた。

 しかし昨夜からの雨の影響で、海は少々荒れ模様だ。沖から打ち寄せる波がテトラ帯の中まで波紋を広げて、少々濁っている。おまけ に意外と水深が浅いようで、それだけに振り込んだ仕掛けが激しく波に煽られてしまう。

 なんともやり辛い環境だが、魚信を求めて探り歩くこと20分。ようやく俺の竿にHITしたのは22cm程のタカノハダイだ。
  小さいし食っても不味いのでリリース。

 しかしなかなか魚信がない。海が荒れているというだけでここまで反応が鈍いものだろうか。期待していたテトラ帯の隙間の穴は殆ど 釣りにならず、日中からテトラの無い堤防のヘチまで探る羽目になっている。

 釣り始めて2時間近く経った頃にようやく18cm程のカサゴを釣り上げたものの、どうも今日の魚影は薄いようだ。タイソンも同様 に本命は1匹しか釣れていない。

 この周辺だけでは貧果になってしまう予感がしたので、少し移動して他の堤防も探ってみた。釣り人は他にも少々いたが、皆一様に釣 れていないオーラを発している。由比漁港初TRYの俺達で快進撃を見せつけたいところだが・・。

 結局昼近くまで粘ったものの、2人共キープ無し。釣った数さえも片手で数えられる始末だ。うーむ・・もうちょっと穏やかな日に試 し釣りをしたかったかな。
  まぁ初めての由比漁港の感覚を記憶出来たので、これはこれで良しとしよう。



貧果でした



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