2007年9月2日 | 牛丼杯第50回戦 |
(俺・マッサ−・ナオキ) |
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夏が終わろうとしている今頃になって、ようやく俺達的な海釣りのライフスタイルが帰ってくる・・。そう、誰かが待っていたかもし れない(?)牛丼杯だ。特にルールに大きな変更は無いまま、俺達は昨年以来の勝負に挑む。
約1年ぶりとなる牛丼杯は前回でステーキCUPが決着したので、切りの良い50回戦(今回)までは消化試合ということになる。
次からの新たなるステーキCUPへの試運転も兼ねて、いろいろ釣ってやる!
AM4:40、久々の焼津の釣り場に到着して各自準備を始める。今回は俺は青物と根魚狙いで、マッサーはダンゴ釣り一本。ナオキ は早朝に限って青物狙いのジグを使い、その後はダンゴと落とし込みを使い分けて鯛を狙う。
堤防先端付近に陣取った俺達は各自で支度を急ぎ、まずは俺が青物の餌にする豆鯵釣りで先陣を切った。そしてナオキはジグで色々な 方向を探り始める。
釣り始めて間も無く、俺は豆鯵をGET。急いで青物狙いの仕掛けにつけて海へ放る。
しかし豆鯵は単発で終わってしまったようで、後が続かない。焦ってコマセをたくさん使ってもイサキの稚魚やフグばかりで、餌に使え る魚が得られない。
焦っている間にナオキは20cm程のカマスを釣って、本日初HITを決めた。
なぶらが出たらさぞかし楽しめそうな釣りだと思うが、今日の水面は静かなものだ。ナオキのカマスも単発に終わってしまった。
そして俺が焦ってサビキをしゃくっていた時、ついに鯵をつけた泳がせ釣りの竿にアタリが出た。大きく撓った竿を掴んで一気にアワ せる。
ところが大きなアタリに見えたのに、竿は軽い・・。いきなりバラしてしまったようだ。アレでアワセが早かったというのか・・?
貴重な豆鯵はエラが捲れて瀕死のダメージを負ってしまった。
結局交代が利かない豆鯵は死してもなお役目を果たしてもらう為に、背掛けにしたまま漂ってもらう。食いが悪くなるのはわかってい るが、無いよりはマシだろう。
そして俺のバラしの直後、ナオキは足元へ投入したジグにワカナゴがHIT!しかし引き味を楽しみながら水面に寄せた時、無念の針 外れで逃げられてしまった。
ジアイが終わったと判断したナオキは、早々に青物に見切りをつけてダンゴ釣りへ乗り換えた。しかしマッサーは早くも竿を曲げてい る。
どうやらマッサーは30cm近い黒鯛を釣ったようだ。奴が鯛を釣ったのを見たのは2年前の年無し以来である。幸先の良いスタート に嫉妬する。
そしてナオキも早速HITしたようだ。30cm程の黒鯛をランディングして、早くもストリンガーが出番を迎えている。
時の経過と共に俺のサビキ釣りは多彩な外道達が釣れるようになったものの、ある意味本命でもある豆鯵は一向に釣れる気配が無い。
そして大本命の泳がせ釣りも沈黙を守り、俺達の調子は明暗がハッキリし始めた。
この流れはいかん・・。10時近くなって俺も青物を諦めて根魚狙いに切り替える。ここでの根魚は久々だが、過去の実績は素晴らし いものがある。まぁ、あくまで過去の話だが。
俺はいつもの落とし込み用の短竿とオキアミを持って堤防のヘチを探り始めた。しかしなかなか魚信が得られず、たまにキンギョが釣 れる程度のまま堤防を彷徨い続けた。
・・どのくらい時が経っただろうか。長大な堤防を歩いているうちに、何時の間にか落とし込みに切り替えたナオキと遭遇した。ナオ
キは既に落とし込みでも鯛を釣ったようで、このまま落とし込みで探り歩くようだ。
イカン、まだ俺は釣れていないのに。
貧果のまま堤防を探り続けた俺は、昼過ぎになって堤防先端に辿り着いた。俺はここまでキープはないが、マッサーは相変わらず場所 移動もしないでダンゴ釣りに勤しんでいる。
奴のスカリを覗いてみると、数匹の魚影が見える。サイズは際どいが、獲物は全て鯛のようだ。
カーーー・・何て事だ・・。奴のこんな絶好調ぶりは久しく見ていない。今日はもう勝ち目は無いな。
今日は14時までの勝負ということなので、完全に勝負を諦めた俺は短竿を置いてナオキのジグで時間潰しを始めた。
しかし昼過ぎにジグを投げて釣れるとは思ってはいなかったが、意外な事に20cmほどのカマスを2匹釣る事が出来た。
この勢いでワカナゴかカンパチでも釣れないかな〜。
それから暫くジグを投げていたら、ナオキが戻ってきた。しかし竿は持っていたが釣果は見当たらない。話を聞くと先程、更なる釣果 を得たので別の場所に繋いであるという。
そして俺的に長く感じた今日の勝負も終了を迎え、釣果の集計が始まった。
俺は規定サイズどころかキープすらない無得点。どんなもんだぃ、畜生!そして本日絶好調なマッサーは何と、30〜33cmの鯛が4匹
と、最長寸で36cmの鯛を1匹釣っていた。2年前の年無しを釣って以来、初めての好調ぶりと勝利に酔うマッサー。あの52cmのお
仕置き期間もついに終了か・・。
そして最後の最後まで釣果をスカリに繋いで沈めてあったナオキが、マッサーの釣果の集計を見届けてからスカリを引き上げた。
すると、35cmの鯛と42cmのキビレが!既にナオキは朝方28、32、32cmの鯛を釣ってリリースしているので、規定による獲
得ポイントはマッサーを上回る結果となった。
ナオキの隠し釣果の存在に気付かずに本日の勝者になったと思い込んでいたマッサーは、半ば呆然としていた。うーむ・・ナオキ恐る べし。
ということで消化試合の今回はナオキの勝利となり、話にならなかった俺がナオキに一食奢る権利を得た。
次からはまたステーキCUPが始まる。大事なのは次からなのですよ・・。