2007年9月1日 | 新天地開拓釣行 |
(俺・ナオキ) |
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ようやく落ち着いて釣りに来られる様になり、今回は俺的に初となる釣り場への釣行が決まった。
AM8:00、俺達は某堤防へ到着した。ここは最近ナオキが開拓したという俺達的には未知の堤防である。ナオキはこの釣り場に来 る度に40cmオーバーの黒鯛を数枚釣ってくるので、俺も是非あやかりたいものだ。
快晴&ベタ凪の釣り場を物色し、ナオキはカラス貝を使った落とし込みを開始。俺は2本の違う釣り方の竿を使って根魚を狙う。
今回はサンマの切り身を使って重い錘で一気に沈める釣り方と、いつもの軽い錘を使った脈釣りで攻め始めた。この新たなる釣り場のデビ
ュー記念に、尺メバルや尺カサゴを釣りたい。
釣り始めて間も無く、クサフグの猛襲に悩まされることになった。脈釣りの仕掛けはいきなりフグ5連荘を喰らってしまい、本命まで
餌が届きそうに無い。
仕方が無いのでこちらの竿は諦めてもう一方の竿に専念することにした。
しかし重い錘で一気に沈めた方がフグの包囲網を突き破る事が出来ると思って、集中しながらアタリを待ってみるが、根魚の反応は無
い。
しかも中層や海底付近にも多少のフグが居るらしく、サンマ餌でもしょっちゅう盗み食いされてしまう有様だ。
うーむ、困った・・。高かったテンションは急降下し、惰性で海底を探り続けるしかない状態になってしまった。
しかし勝手に諦めモードになっていた時、ちょっと離れたポイントに居たナオキの奇声が聞こえてきた。
なんと、竿を曲げているではないか。
俺は持っていた竿をカメラに持ち替えてナオキの元へ走ると、ナオキは海面から黒鯛を引っこ抜いた。本日初HITは9寸程の黒鯛だ
。
おぉ、すごいじゃないか〜。ホントに落とし込みで釣りやがった。
とりあえず写真を撮り、鯛をリリースして釣り続けるナオキ。
狙いは違っていても、俺のテンションは上昇してきた。そして、俺も落とし込みをやってみたいと思う気持ちが沸々を込み上げてきた 。
そんな事を考えてる間に再びナオキの奇声が響いた。またも竿が大きく撓り、先程よりも大きそうな獲物と格闘している。
そして今度はタモでランディングして、40cm近い黒鯛をキープ。
立て続けに釣れたのを見た俺は我慢しきれなくなって、ナオキの好意にも甘えて仕掛けと餌を恵んでもらった。
そして軽い錘をつけた方の竿の仕掛けを換え、釣り方を教わってから、俺的に初めてとなるカラス貝での落とし込みにTRYした。
堤防のヘチを覗くと黒鯛の影がチラチラと見える。しかしこちらの姿を見られたらすぐに堤防のスリットに隠れてしまうので、鯛の視 野に入らぬようにしながらそっと仕掛けを下ろす。
すると、餌の落下に気付いた40cm程の鯛がそれを追っていくのが見えた。おぉ、ちゃんと反応するじゃないか!
そして間も無くコツッという感じのアタリを感じて、一気に竿を煽ってみたら見事に掛かった!
モタモタしてるとすぐにスリットへ入られるので、出来るだけ強引にリールを巻く。
・・が、あとちょっとで水面というところで痛恨の針外れになってしまった。
ナオキの連釣といい、初心者の俺の餌に対する食い気・・今がジアイなのかもしれない。即座にカラス貝を針に刺して、仕掛けを下ろ す。
そして更に数回のバラシの後で、ようやく俺に釣果が出た。計ってはいないが、丁度30cm程の黒鯛である。初めての釣り方による 記念すべき第1号は、写真も撮らずにリリースして次の仕掛けを投入する。この勢いならもっと大きいのが釣れるだろう。
しかしその1匹目以降はアタリがパッタリと止まってしまい、堤防周辺にも魚影が見えなくなってしまった。ジアイは終わってしまっ たようだ・・。
炎天下の堤防で気が遠のきそうになりながらも粘って落とし込みを続けたが、昼近くには諦めて再びカサゴ狙いに切り替える事にした 。
相変わらずフグしか釣れないという不毛な状況ながら、ナオキはちょくちょく竿を曲げている。
そしてそのうち何故かナオキの竿に26cmの良型カサゴがHITした。カラス貝にも食いつくとは意外だ・・というか、カサゴ狙い の俺を差し置いての本日初カサゴである。
それを機にナオキも落とし込みに見切りをつけ、俺のサンマを使ってのカサゴ釣りへと乗り換えてきた。
アタリ自体は少ないが、釣れる様になってきたようだ。
ナオキが大きなカサゴらしい獲物をバラした後、ようやく俺が釣ったのは23cm程のカサゴだ。迷ったものの、結局はリリースした。
その後、更にアタリが無くなってきた頃にナオキに27cmのカサゴがHIT。俺達的なカサゴの記録サイズを塗り替えられたところ で、竿を納める事にした。
終わってみれば、ナオキは落とし込みだけで7枚もの鯛を釣ったうえに、ついでに釣ったカサゴも26cmと27cmを記録。バラし
た数も考えると、すごい釣り場だと実感させられた。
ぇ・・俺?俺は・・まぁ・・ここ初めてだったからね・・。