2006年9月24日

牛丼杯第49回戦

(俺・マッサ−・ナオキ)



 このレポートはマッサーが作成したものです。●○と表示されているところは俺のリアルネームを指しています。

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 ステーキCUPも終盤に近づき、今回勝てば俺の暫定勝利となる。特に今回は某ステーキハウス店ではなく、少し値段の張る焼肉店だ 。だから絶対に負けられない。

 俺は最近好調なキス釣りと泳がせ釣りをする事にした。事前情報では●○も投げ釣りでキスを狙うらしい。キス釣りの極意を見せつけ てやるぜ!!

 

 今日は出発が遅かったので釣り場に着いたのはAM9:00を回っていた。殆ど無風状態なので、ダンゴ釣りをするナオキには好都合 だ。

 1投目を投げたのは●○だった。さすがに市販仕掛けを使っているだけあって段取りが早い。
  ヌカをこねているナオキと自作仕掛けを組んでいる俺を尻目に●○が本日初HITを決めた。10cm程度の真鯛だ。リリースしたようだ が逆さになって泳いでいるぞ・・●○よ・・。

 そうこうしている間に俺もナオキも支度が整った。この場所での投げ釣りは初めてなので、とりあえず飛距離を稼ぐために風下へ投げ てみた。
  キス釣りに適した適度な大きさの石が海底にある事が天秤を介して伝わってくる。根が多く投げ釣りが出来る状況ではないという先入観が あったんだが、そんな事はなさそうだ。

 そうこうしている間にアタリが来た。キスとは違うアタリだが、何の魚だろう?現れたのはジンダベラだった。
  2投目は少し違う方向に投げてみた。こっちの方は大き目のゴロタみたいだ。根掛かりしそうな予感がしたので仕掛けを止めておく事にし た。

 暫くすると小さいアタリが出たので軽くアワせて仕掛けを回収してみた。20cm程のコチが釣れたのだが、よく釣れるマゴチやネズ ミゴチとは少し形が違う。数ヶ月前に見た釣り雑誌に載っていた「ワニゴチ」っぽい魚だ。
  他の鯒とは違いヌメリの全くない魚だ。テンプラの具材になりそうなので持ち帰る事にする。

 一方ナオキの方は25cmクラスのメジナを何匹か釣ったらしいが、ポイント取得には至っていないようだ。兄貴の方は15cm程度 のキスを数匹釣っていた。
  誰もまともな魚を釣っていない・・。何とかせねば・・。

 俺は思い切ってテトラの上から堤防の外側に投げてみる事にした。足場が悪い上に向かい風だ。ハッキリ言ってやり辛いが、天秤の着 底後すぐにキスのアタリが出た!
  ゆっくり巻き上げると小さいながらもキスが2匹釣れてきた。

 やはり外側と内側とでは魚影の濃さが違うみたいだ。20cm以下のキスが投げる度に釣れてくる。しかし狙いは尺ギスなのだが・・ 何故小ギスばかりなんだ?

 気がつくと●○もテトラの上から投げ始めたようだが、テトラ際まで仕掛けを寄せすぎたようで敢え無く根掛かたようだ。その間にも 俺は小ギスを連釣し続けていた。

 潮の流れが変わり始めるとキスのアタリが遠のいた。時刻は13時を回っていて、少し眠くなってきた。気がついたら●○はもうすで に爆睡しているようだ。
  昼寝にはちょうど良い時間なのかもしれない。携帯の目覚ましを1時間半後にセットし、ビールを飲みながらナオキの様子を見に行く。

 若干風が出てきてはいるが、何とかアタリが取れるらしい。ナオキの竿の穂先を眺めていると、一際強烈なアタリがあった。
  「バシュッ!」という鋭い音と共に完璧にアワセが決まった。かなりの大物らしく全然巻き取れないようだ。

ナ:「根掛かりしたみたいに動かないぞ・・?」
俺:「生命感がないな・・。」

 しかし時々左右に走るところを見るとちゃんと魚は掛かっているようだ。ゆっくりであるが確実に巻き上げていく。
  時間をかけて水面まで寄せた魚は・・ボラだった。

ナ:「ボラかよ・・。」

 ナオキはすっかり肩の力が抜けてしまったらしい。俺は内心ホッとしたが・・。俺は残りのビールを飲み干して眠りにつく事にした。

 起きたのは15時位だった。辺りを見回すと●○もナオキも眠っていた。投げ釣りの仕掛けに餌を付け、テトラの上から仕掛けを投 げる。向かい風ながら意外と距離が出る。
  暫くさびいていると重いアタリが出た。かなりの大物が掛かったようだ。テトラ際なのでハリスの強さを信じ、強引に巻き上げる。
  水面に現れた長細い魚体が一瞬鮫を思わせたが、巨大なマゴチのようだ。

決勝点

●:「うおっ!でかいな!」

 気がつけば後ろに●○いたのでタモを持ってきてもらう。
  タモ入れ直前少し暴れたが、何とかタモに収まった。

 堤防の上で改めて見るとすごい迫力の魚だ。計測してみると58cmもあった。こんなにでかいマゴチを釣ったのは初めてだ。スカリ に入りそうにないのでナオキのストリンガーを借りる事にした。

 そうこうしている間に陽がだいぶ傾いてきた。●○は俺の釣ったマゴチのせいでかなりダメージを受けたらしい。寒さも手伝って竿を 納めだした。どうやら風を防げる場所で寝るらしい。

 一方ナオキの方は強い風にも関わらずダンゴを投入し続けているようだ。俺は夕マヅメはカゴ釣りをするつもりなので支度を始める。
  昼間、テトラ際に大型の魚影がいくつも見えていたので期待が出来そうだ。

 しかし釣りを始めてみると木っ端メジナしか釣れてこない。暗くなってから一度だけ強烈なアタリがあったのだが、ハリスがテトラに 擦れて敢え無くラインブレイク。そのまま終了とした。

 ナオキの方も大型魚を何度か掛けたらしいが全てバラしたらしい。うーむ、侮れない奴だ・・。

 今回の釣行は俺の巨鯒が唯一のポイント対象魚なので必然的に俺がトップだ。そして第4回ステーキCUPも俺の勝利が確定した。残 りの一戦は消化試合となるから、じっくりと黒鯛でも狙ってみようかな・・。







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