2006年6月24日 | 牛丼杯第43回戦 |
(俺・マッサ−・ナオキ) |
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このレポートはマッサーが作成したものです。●○と表示されているところは俺のリアルネームを指しています。
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今回の牛丼杯は久々の焼津での釣行だ。
今日の面子は俺とナオキとその兄の●○だ。●○はいつも通りの落とし込みとぶっ込み用の竿を持ってきている。
前回の奴の釣果は神がかり的なものがあった。まさに神降臨といった事態だ。
牛丼杯40回戦目を迎えたが、今回はまだ一度も勝ちが無い。この状況を打破するために俺は昼はダンゴ釣り、夜は●ビ釣りという確 実に勝てる組み合わせで勝負に挑んだ。
釣り場に着いたのはAM11:00頃だった。
ナオキと俺は堤防先端でダンゴ釣りの支度を始めている。●○は仕掛けが簡単に出来るのですぐに釣りが始められる。
俺がコマセを練り終わった頃には小魚達と格闘している様子が覗える。
俺は鰯を餌にぶっ込みもやる予定だったので、その仕掛けを作る手間の分だけ釣り始めるのが遅かった。
そうこうしている間に先に釣り始めていたナオキの竿が大きく弧を描いた!
釣り上げたのは尺以上はある黒鯛だった!
釣り始めて数投でキープサイズの黒鯛を釣ったナオキは嬉しそうだ。俺も後に続くぞと意気込む。
しかしなかなか本命のアタリが出ない。
何故だ・・?
ナオキも同様に苦戦を強いられているようだ。振り返ると●○が50m程離れたところでスカリを降ろしているのが見える。
俺:「スカリを降ろしていたけど何か釣れたのか・・?」
ナ:「ボラでも持って帰るつもりじゃないのか?」
昼間からまともな魚が釣れているとはナオキも思っていないらしい。
暫くするとやっと俺にもまともな魚が釣れた。20cm以上あるカワハギだ。早い段階でポイント対象魚を釣ったので心理的に余裕が でた。
そうこうしていると今度はぶっ込みの竿に妙なアタリが出た!
ドラグを閉めて大アワセを入れる。何者かはわからないが、とにかく大物が針掛かりしたようだ。しかしどこかで味わったような独特の引
きがある。海底で鰯を食ってくる奴は限られているからなぁ・・。
海面まで引き上げてナオキにタモ入れを頼んだ。3kg級の小型のエイだった。
食用価値が無いので写真だけ撮ってリリースした。
引きを充分に楽しめたから小休止を取る事にする。昼食を食いながら●○の様子を見に行ってみる。
丁度奴も休憩を取っているようだ。
俺:「スカリが降ろしてあるようだが、何か釣れたのか?」
●:「い、いや何も・・風でスカリが飛ばされないようにしていただけさ・・。」
気になったのでスカリの中のボラ?を確認する為、スカリを上げてみた。するとでっぷりと肥えた25cm前後のメバルが入っている
ではないか!!
ふぬう、なかなかやるな・・侮れない奴だ。
サイズは測っていないらしいが、ポイント対象になりかねないな。
若干焦りを覚えたが、疲れと満腹感で眠くなってきた。ナオキもアタリが遠のいたと言っていることだし、1時間程寝ることにした。
目が覚めたのは15時頃だった。ダンゴコマセがまだ残っているので夕マヅメに賭けることにする。
気付けばナオキも爆睡しているみたいだ。●○は離れた場所で落とし込みをやっているみたいだが、果たして釣れているのだろうか・・?
1時間ダンゴを打ち返したが本命のアタリが一向に出ない。そうこうしているとナオキが目覚めたようだ。ナオキも釣座に着き、2人 で虚しい時間を過ごす。
17時頃になってようやくナオキが本命を掛けた!!48cmの黒鯛だ!久々にでかい鯛を見た。俺も釣らなければと意気込み、ダン ゴを握る手に力が入る。
しかし木っ端グレすら釣れない・・なんでだ?
ナオキは尺前後のメジナを量産しているというのに・・。そしてナオキは「足元に鯛とメジナがうじゃうじゃいる!」なんて事を言い出し
やがった。
●○も隣に来てサビキ釣りをやり始めた。20〜25cmの鯵が面白いように釣れている。羨ましい限りだ。
しかし何で俺だけ釣れないんだ・・?場所は数mしか離れていないのに・・?
「去年52cmの黒鯛を釣って、運を全て使い果たしたんだよ。」と、●○が言っていたのを思い出す。そんな訳ないだろ・・。魚霊碑 でも建てろとでもいうのか・・?
日没までまだ時間はあったが、あまりにも俺だけが釣れないので、ダンゴ釣りに見切りをつけてエ●釣りを始める事にした。そして「
●ビ爆釣で逆転してやるぜ!」と●○兄弟に言い残し、必勝ポイントへと足早に向かった。
この堤防にはエ●が必ず釣れる穴がある。過去その穴で釣りをした時は2匹以上の●ビを必ず手にしてきた素晴らしい穴だ。早速仕掛けを
セットしてその穴へ送り込む。
しかしどうした事であろうか。いくら待っても本命はおろか餌取りすら現れない。異常だ・・。
3時間以上粘ったが何も釣れてこない。エ●も俺を裏切ったらしい。
やる気もなくなってきたので●○兄弟の様子を見に行く事にする。
さすがにこの時間になると根魚も厳しくなってきたようだ。昼間釣った鯵で泳がせ釣りをやっているようだが、何も釣れていないみた いだ。
ちょうどその時、ナオキの泳がせ釣りの竿にアタリが出た!
ドラグを緩めてあったので勢いよくラインが走る。竿のしなり方からみて大物らしい。
まぁナオキがポイントを追加しても彼の勝利は決定しているようなものだから、安心して見ていられる。
そして海面まで浮いてきて暴れる魚を見て驚いた。昼間釣ったのと同じサイズのエイがそこにいたのだ。
ナオキは初めてエイを釣ったらしくて嬉しそうだ。
ナオキの釣ったエイは尻尾が無い。以前釣られた時に毒針のある尻尾を切られてしまったのだろうか・・?
予定では24時まで釣り続けるつもりだったが、みんな疲れ果てていたので帰ろうという話になった。
しかし帰り支度をしていると●○が堤防先端で何かをやっているようだった。
「早く片付け始めろよな・・」と思いつつ様子を見に行ってみると、なんと●○の泳がせ釣りの竿に魚が掛かっているようだ。かなり
の大物らしい。
「エイっぽい引きだ!」と●○が言っている。しかし万一ポイント対象魚だったら困るのでバラセコールを送る。
●:「チィィィィ!!」
俺:「惜しかったなぁ、早く釣った魚の計測しようぜ。」
ようやく計測が始まった。ナオキの黒鯛は48cmと35cmあり、ダントツで一位だ。俺のカワハギは22cmあってとりあえず1
0ポイントだ。●○のメバルは22cmと23cmだった。
昼間見た時は25cmはあった様に見えたのだが・・縮んだのか・・?
釣った魚の数では負けていたが、ポイント数では勝ってしまったようだ。今回は初白星を手にしたが、素直に喜べない釣果だった。
いつになったらまともに魚が釣れるのか非常に不安である。次回からは少し趣を変えた釣りをしようと思う。