2005年11月3日 | 牛丼杯第39回戦 |
(俺・マッサ−) |
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残る2回戦を勝利で収めなければ、今回のステーキもマッサーに奪われてしまう。負けも引き分けも許されなくなった俺は、次なる勝 負の地に小川の釣り場を選んだ。
約半年ぶりに小川の釣り場に着いた俺達は、曇り空の下AM6:40頃から釣り始めた。
俺はメインのイカ狙いとサイドアームで根魚を狙う。マッサーはウキを使ったダンゴ釣り一本で勝負だ。
マッサーがいそいそと支度をしているところから30m程離れた堤防先端で、俺はイカテンヤにザリガニをセットして航路に投げ込ん だ。暫く釣っていないコウイカに、今日こそ会えるだろうか。
そして何度か仕掛けを投入し直して、根魚用タックルの支度を整えていた時・・。
“ガリガリガリッ”
置き竿にしていたイカ狙いの竿が引きずられた!
手に持っていた根魚ロッドを放って即座に投げ竿を掴む。
“グーイ、グーイ”って感じの懐かしいアタリが竿から手に伝わってくる。よっしゃ、間違いない。
大きくアワセを食らわせて一定のペースでリールを巻くと、確かに重い。
そして水面まで獲物を寄せると、久々に見るコウイカに針がガッチリ刺さって・・おおっと!?
なんとテンヤの針はイカの足の付け根付近にギリギリで刺さっていて、今にも身切れしそうな勢いだ!
仕方がないのでマッサーにランディングを要請。無事に本日1匹目の本命を得ることが出来た。
無事に本日初得点を得た俺は、根魚狙いの竿も駆使して更なる得点を狙う。
しかしイカ狙いの投げ竿はその後は反応が全く無くなってしまい、根魚狙いもフグやキンギョ達の猛襲だ。テトラの穴まで奴等に侵さ れているようでは、根魚はかなり厳しい。
そのうち小雨が降ったり止んだりするようになってきたが、俺もマッサーも特に釣果が伸びない状況になってきた。
俺はイカ狙いをメインにしているので、基本的には投げ竿を手に持って少しずつ引きずっている。しかしたまたま堤防のヘチを覗き込 んだ時、カワハギの姿を目撃した。
俺は即座に投げ竿を地に置き、今度は根魚タックルを手に取って、見えるカワハギの元へ仕掛けを垂らした。
仕掛けが50cm程沈むと、何処からともなくクサフグやキタマクラ達が群がってきて、俺は付け餌の危険を感じた。しかしカワハギは外
道達を押しのけて、凄い勢いで俺の餌を啄ばんでいくのが見える。
そして付け餌が見えなくなる頃、ゆっくり仕掛けにテンションを加えていくと、見事にカワハギが針掛かりした。
無事釣り上げたカワハギはギリギリで20cm達成。なんとか追加点を得ることが出来て、俺も一安心だ。
マッサーの方はウキを使ったダンゴ釣りに没頭しているようだが、スカリは陸で待機中なので得点はまだないようだ。このまま無事に 時が流れれば俺の勝利だ。ちょっと心が浮ついてきた。
だんだん自分の釣りに集中できなくなってくると、余計に魚信は遠のいてきたような気がする。
マッサーの方をチラチラ見ていると、ついに奴も竿を撓らせてしまった。
得点させてなるものか!小さい魚、そして外道が掛かっていればいいんだ!ってか、バラせ!などと俺の心の中で念じていると、難無
く奴は獲物を釣り上げやがった。
しかし釣れたのは20cmに満たないキビレだったようだ。ヶヶヶ・・。
その後もマッサーは貧果が続き、小型の真鯛を釣ってからは完全に魚達から見放されたようだ。
そして俺もマッサーも得点を追加することなく19時の終了の時間を迎えることになった。
なんとか今回は俺の勝利にすることが出来たが、安定した釣果を得るにはまだまだ不安が残るような内容だった気がする。
残る一戦、俺は全力で勝ちにいく。