2005年10月8日 | 牛丼杯第37回戦 |
(俺・マッサ−) |
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昨年の新規釣り場開拓の為の下見で見つけたポイントに、ようやくチャレンジする機会がやってきた。
あれから一年。見た目では理想のポイントに見えたものの、実際はどんなものか。俺達は御前崎方面に向けて車を走らせた。
いつもよりも長い距離を走らせて到着したのは地頭方港。俺達的に久々の遠征である。
隣の商業用港の御前崎港に比べれば小さくてマイナーな漁港だが、逆にそういった穴場的な雰囲気が俺達を惹きつけたのだ。
曇り空の下、初めての釣り場を2人で物色する。いつもの釣り場よりも堤防が低く、水深も浅そうな感じがする。しかし小さいがテト
ラポッドも入っているし、堤防沿いには黒鯛の魚影も見えた。なんとかなるかな。
今日は夕マヅメから24時頃までの釣りだが、某天気予報ではしっかり雨の予報である。
暫く釣り場を確かめて15時半頃から釣り始めた。俺は根魚狙いとブッ込み竿を1本出し、マッサーはブッ込み釣りと夜は●ビ狙いの 竿を出す予定だ。
久々に根魚釣りをする俺は堤防の付け根付近で釣り始めた。まずはテトラと堤防の隙間を探るという、昼型の釣り方だ。暫く粘ってみたが、全く生物反応が無いため中断。小雨も降ってきた。
とりあえずちょっと離れたところでブッ込み釣りをしているマッサーの様子を見に行ってみる。
まだ釣り始めて間もないので、マッサーは投げ竿を1本だけ出していた。しかし一度何者かのアタリを捕らえ損ねてからはベラしか釣
れてこないという。
けっこう遠投しても水深はかなり浅いらしい。おまけに海底は岩場らしく、仕掛けを投入してから少しでも動かすとすぐに根掛かりしてし
まうそうだ。
ここでの投げ釣りはちょっと厳しいかな?
小雨は止んだようだが、相変わらず空は曇りっぱなしだ。俺は再び元の釣り場に戻り、一応ブッ込み釣りの竿を1本出してみる。餌は
マッサーの赤イソメを分けてもらって、キスでもキビレでもOKな万能な仕掛けである。
とりあえず仕掛けをブッ込んで、糸フケを巻き取る。そして竿先に鈴をセットしてから、根魚釣りを再開した。
だんだん日が暮れてきた頃、テトラポッドの切れ目付近でようやく本日初ヒット。18cm程度のメバルだ。久々の本命だがそのサイ
ズにがっかりしてリリース。
しかし同じポイントで間もなく同型のメバルが出た。そして更に20cmのカサゴもきた。
(おぉ、いい感じで数が伸びそうだ。あとはサイズだな。)
しかし日没寸前になるとアタリはぱったり止まってしまった。おいしい時間帯なのに、どうしたことか。
ブッ込み竿の鈴の音に注意を払いながらも、俺はテトラ帯から堤防のヘチに釣り場を移した。焼津であれば当然根魚は入れ食いになる 時間帯だし、うまくいけば昼間見えた鯛も掛かるかもしれない。周辺はすでに真っ暗になっている。
しかしそれからかなり長い間アタリが無く、ブッ込み竿の鈴も沈黙を保っていた。
もっと広範囲を探るべく、ブッ込みの竿を無視してヘチを探り歩く。
アタリがないまま再びマッサーのところまで来ると、既に奴はエ●竿を出していた。そして暫く様子を見ていると、難なく1匹GET
しやがった。
いかん!俺は焦ってハイピッチで探りまくるが、相変わらずアタリは来ない。
この港ではオキアミは効果がないのか?・・などと考えていると、マッサーから連絡が入った。
今度はブッ込み竿に鮫が掛かったらしい。
わざわざ写真撮影の為に俺のところまで持ってこられたのは、小型の可愛らしい鮫だ。何て名前だったかな?
しかしその後も俺の竿にアタリは全く無いまま24時を迎えて終了となった。
結局マッサーは小型の●ビを1匹追加していて、今回の勝負はマッサーの勝利となってしまった。
初めての地頭方港での釣りは、実に、実に貧果に終わってしまった。この一回だけでこの釣り場の価値を計ることは出来ないが、俺達 はもうこの港には来ないだろう。