2005年9月17日〜18日 | 牛丼杯第36回戦 |
(俺・マッサ−・ナオキ) |
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先週のカンパチの引きが忘れられない俺達は、今週もまた同じ釣り場に行くことにした。今回は各自仕事が終わった後から集合して、
翌日の昼頃まで釣りをするという1泊コースだ。
今回はナオキも含めて3人での牛丼杯となり、俺とマッサーの第三回ステーキCUPも5戦目となる。少なくともマッサーには負けられな
い。
17日夜。仕事から帰って支度を済ませた俺達は、22時半頃に釣り場に着いて釣り始めた。
今夜の釣りはマッサーが●ビ専門で、ナオキは軽くカサゴ狙い。俺は明日朝に使う活き餌キープの為のサビキ釣りである。
マッサーが一人離れてエ●釣りに専念している間俺は堤防先端で豆鯵を狙うが、キンギョやキタマクラくらいしか釣れてこない。夜釣 りなのにキタマクラが釣れてくるとは・・。しかし豆鯵はまるで反応がない。
俺が外道を釣っている間ナオキは珍しく落とし込みスタイルでカサゴを釣っているが、そちらも20cm程度までのものが数えるほど しか釣れず、キープには至らない。
結局24時を過ぎても俺とナオキにはキープ出来る獲物が釣れなかった為、一人奮戦を続けるマッサーを放って2人で睡眠をとる事に した。
18日。俺はAM3:40頃に起きたが、辺りはまだまだ真っ暗である。意外と寒かったので何度となく目覚めてしまって寝不足だが 、二度寝出来ないほど冷え込んでいたし、寝坊して朝マヅメを逃すわけにはいかないのでサビキ釣りを始めた。
5:00に目覚ましをセットしたナオキの横で黙々とサビキをしゃくっていると、夜通し●ビ釣りをしていたマッサーが近づいてきた
。
どうやら本命は全く反応が無かったらしく、疲労感溢れる顔つきで今日の釣りの支度を始めた。
4:50。ようやく豆鯵が釣れた。すぐにカンパチ狙いの仕掛けをセットして、本命を待ちながらもサビキ釣りを続ける。
マッサーは今日は青物狙いに専念するということで、ウキをセットした投げサビキ釣りで少々沖を狙っている。
そして間もなくマッサーの竿にも豆鯵がヒットしたので今日の活き餌は無事確保できたと思ったのだが・・。
どうしたことか2人で5匹程の豆鯵をキープした時点でアタリが遠のいてしまった。
首を傾げているとナオキも目覚めたようだ。ナオキは朝マヅメだけは弓角で青物を狙い、その後はいつものダンゴ釣りに専念する予定 である。
そしてナオキが釣りの準備をしている時、沖の方で大きなナブラが発生した。
ちょっと仕掛けが届きそうにない距離だが、かなり広範囲のナブラだ。俺達は興奮しながらもナブラが近くまで寄ってくることを祈った。
俺達の足元にはまるで魚が集まらないままだが、5:15頃になってようやく仕掛けの届く範囲までナブラが近づいてきた。
投げサビキ釣りのマッサーに先手を打たれる前に、俺も同様に投げサビキ釣りの支度を整えて仕掛けを投入した。もはや豆鯵狙いのサビキ
釣りは放置である。
俺とマッサーは各自のウキが沈むのを心待ちにして竿を握る。ナオキも弓角をキャストしている。
しかし・・期待とは裏腹に、ナブラに囲まれた俺達のウキは一向に消し込まない。弓角も空振りが続き、ナオキは早々に青物に見切り をつけてダンゴ釣りを始めてしまった。
何故だ・・?水面に飛び出す魚達の正体までは見えないが、尺程度のサイズのその魚達は俺達の仕掛けを無視して狂喜乱舞しているよ
うだ。
その魚達の捕食行動なのか、その魚達が追われて飛び跳ねているのかもわからなくなってきた。
結局5:30を過ぎ、ナブラは徐々に見えなくなってきた。俺のカンパチ狙いの泳がせ釣りも無反応のままだ。さらにいつの間にか投
入されていたマッサーのブッ込み式の泳がせ釣りも同様である。
すっかり意気消沈した俺達は、我慢比べのように投げサビキ釣りを続けるしかなかった。
しかしナブラが去った直後に一人、絶好調男に変身する輩が現れた。ナオキである。
釣り始めて間もなく竿が絞り込まれ、朝っぱらからランディングの要請をしている。そして釣り上げられたのはやはり本命の黒鯛だ。
良型黒鯛を釣り上げた後もナオキの快進撃は続く。尺程度の鯛やメジナが次々と出てきて、リリースを繰り返しながらも順調にポイン トを稼いでいる。
陽が高くなってきた頃、ようやく俺のウキが沈んだ。棚を深くしたのが功を奏したのか、なかなかの引き応えの獲物がヒット。サビキ
仕掛けなので無理をしないでじっくり水面まで寄せると、30cm程の鯖が釣れた。
よしよし、規定サイズクリアかな。とりあえず検寸は後回しにしてすぐに仕掛けを投入した。
しかし鯖も後が続かない。あまりに釣れない状況のせいでマッサーは横になってしまった。そして俺もだいぶ萎えてきたのでポイント を変えてみた。
堤防の付け根付近まで移動すると、オッサンが投げサビキ釣りで豆鯵を量産しているのが目に入った。
今更豆鯵など必要ないが、暇つぶしも兼ねて俺も同じ場所で釣り始めた。
すると間もなく俺にも15cm前後の豆鯵が釣れてくるようになった。
カンパチ狙いの竿は相変わらず沈黙を保っているので餌をキープする必要はないが、一応バケツに入れて活かしておく。
何度か仕掛けを投入していると、今度はすごい勢いでウキが引きずり込まれた。
思わず大アワセを喰らわすと、明らかに鯵とは異なる引き方を感じた。
強い引きと横っ走り・・そしてジャンプまでしやがる。青物であることは間違いない。
そして無事釣り上げたのは30cm程のソーダガツオだった。
久々に釣ったソーダガツオだが、こいつは血合い肉の多いマルソーダだ。牛丼杯の規定には含まれていない魚種なのでポイントにはならな
いが、試しに食してみようってことでキープ。
そこからはひたすらソーダガツオの入れ食いになった。豆鯵はどこかに追いやられてしまったようだ。
そのうちさすがに俺も飽きてきたので、投げサビキ釣りを終了してナオキの弓角で遊んでみた。
さすがに疑似餌ではうまく釣れないが、暫く粘ってなんとか一匹ゲット。
15時近くになって、全体的にアタリがなくなってきたので終了することになった。
今回のポイントとなる釣果は俺の鯖30cmが1匹と、ナオキの黒鯛が30〜42cmを7枚。またしてもナオキが大量得点でトップであ
る。
今回の結果で第三回ステーキCUPの勝率は2勝2敗1分となり、それとは別にマッサーがナオキに一食奢って今回の勝負が終わった 。