2005年5月22日 | 牛丼杯第31回戦 |
(俺・マッサ−) |
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接戦が続いていた今回のステーキCUPも10回の勝負では決着が着かず、初めてのサドンデスに突入することになった。
そして今回こそマッサーからステーキを奪取するためにいろいろと策を考えたが、結局は俺の根魚狙いVSマッサーのダンゴ釣りというシン
プルな勝負ということで落ち着いたのだった。
AM8:00過ぎにいつもの釣り場に着き、俺とマッサーは二手に分かれて釣ることにした。マッサーはいつもの潮通しのよい堤防先 端を目指し、俺はいつもとは逆のポイントから探る。
マッサーの姿が完全に見えなくなって、俺は竿を出し始めた。空はやや曇っているが風はなく、ベタ凪である。
堤防とテトラの隙間に仕掛けを落とし込んではアタリを探り、少しづつ移動していると間もなく本日初ヒット。15cmほどのカサゴだ。
即リリースしてオキアミを針に刺し、次の1投。2,3歩進まないうちにまたも同サイズのカサゴがきた。
サイズはともかく反応は悪くはないようだ。しかもキンギョが掛かってこないのもほんのり嬉しい。そのままヘチに沿って探り歩く。
2時間ほど経過。天気は相変わらずだが、俺の釣果も相変わらずだ。釣れることには釣れるが、20cm以下のカサゴばかりでキープ には至らず、だんだんアタリも減ってきた。このポイントもそろそろ潮時か・・。マッサーが向かったいつものポイントに移動することに した。
昼頃になって堤防先端付近に到達した俺は、再び竿を出しながらマッサーに近づいていく。もう既にマッサーの姿が見えるから、じっ
くり観察しながら釣っていこう。
しかし300m程離れたマッサーの足元を良く見ると、なんとスカリが浮いているではないか。マズイ・・何かキープサイズが出たのか?
とりあえず見に行かなくては。
急ぎ足でマッサーに近づくと、まるで計ったかのように俺の見ている前でアワセを入れた。そしてマッサーの竿がしなり、何かがHI
T!イカン・・何とか阻止しなければ・・。
とりあえず獲物と奮戦するマッサーから距離をあけて観戦する俺。
(・・セ・・ラセ・・バラセ・・バラセ・・バラセ・・)
俺の心の中で悪魔のバラセコールが巻き起こる。
しかし心のサポーターの叫びも届かず、マッサーの獲物は敢え無く御用。タモ入れまで見届けてから白々しく近づく。
そしてマッサーに仕留められた哀れな獲物を覗き込んでみると、なんと久々の黒鯛だった。ヤバイ・・しかし微妙なサイズである。早
速メジャーを当ててみると、29cm。危ねぇ・・とりあえず牛丼杯の規定サイズには満たなかったので安心した。
更に気になるスカリを見てみると、中には20cm程の石鯛が一匹だけ入っていた。これも規定サイズには満たないが、マッサーとしては
生涯初石鯛らしい。
昼飯を喰らって暫く探り歩くと、いくつもあるテトラの隙間の中でも何かを感じさせるポイントを見つけた。
慎重にゆっくりと仕掛けを送り込んでみる。すると、中層で懐かしい感じのするアタリがきた。心をときめかせてアワセを喰らわす。
“・・ギュイィ・・!”
久々に竿が軋む。間違いなくメバルだ。
2,3回の突っ込みを交わしてから水面に出てきたのは久々に見る良型だ。しばらくそのまま空気を吸わせてから慎重に回収してみると、
規定サイズクリアの27cm。・・ふはは・・勝った・・!
その後、双方共にたいした釣果もなく、時計の針が21時を回った時には勝敗が決定した。
俺のメバルが決勝点となり、今回の牛丼杯並びにステーキCUPの勝者になったのだ。とりあえずリベンジ達成!