2005年4月9日 | 牛丼杯第29回戦 |
(俺・マッサ-・タイソン・ナオキ) |
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渓流シーズンが始まってからは、初めての海釣りとなる。ここまで第二回ステーキCUPの勝敗は、俺の3勝2敗3分けでステーキに
リーチがかかっている。その為、今回の牛丼杯の結果次第では第二回ステーキCUPの決着が着くので、マッサー的には背水の陣で臨んで
くるはずだ。噂によるとマッサーは今回の勝負に電動ガンを一丁買える程の投資をしてきているらしい。
俺のステーキ奪取を皆で祝う為(?)、今回は4人で釣り場に向かった。
AM7:40。久しぶりの聖地に到着。今回も俺は根魚一本狙い。タイソンも根魚メインだが、予備にエギを持ってきている。ナオキ
は終日団子釣り一本で、マッサーは・・この時点では不明。ただ、並々ならぬ気迫を感じさせる荷物の量だ。
とりあえず俺とタイソンは探りながら釣るのですぐに釣りの準備を始めるが、基本的に移動しない釣りのマッサーとナオキは潮通しの良い
堤防先端まで歩いてから釣り始めることになった。
それから10分後。マッサーとナオキが歩き続けている間に、俺とタイソンは支度を整えて根魚を釣り始めた。今日は大潮で天気も快 晴だ。僅かに南西の風が出ているが、やり難いというほどではない。
しかし久しぶりの聖地に浮かれながら釣り始めたものの、俺もタイソンも30分近くアタリが無い。いつも通りのスロースターぶりだ 。堤防外側のテトラ帯を釣り歩きながら、地道に根魚を探す。
9時過ぎになった時点でも俺とタイソンのキープは無いので、今回は新しいポイントを探ってみる事にした。新しいポイントとは堤防
内側に僅かに残るテトラ帯で、以前から気にはなっていたが一度も竿を出した事の無いポイントだ。
2人で初めてのテトラ帯に降りてみる。近くで見て気付いたのだが、ここのテトラポッドは小型でギッシリと敷き詰められているので、な
かなかポイントになるような穴が見当たらない。
しかしようやく見つけた穴は、水深が浅過ぎるにも関わらず根魚が入れ食いだ。獲物のサイズは小型ばかりだったが、そのポイントで 暫く遊んで、タイソンが20cm程のソイをキープした。
俺達は再び堤防に這い上がり、外側のテトラ帯を探りながら堤防先端を目指す。そろそろ規定サイズのメバルをキープしたい頃だが・ ・。ジアイらしい時間を感じる事無く、俺達も堤防先端まで到達した。
俺もタイソンも貧果のままナオキ達の元へ行くと、ナオキも釣れていないようで、場所を移すところだった。しかしマッサーの様子を
見ると・・なぜかいつものバッカンが無い。そしてその横に見慣れない投げ竿が・・!
なんとマッサーはついに鯛狙いを捨てやがった!今回のメインをキス狙いにするため、新たに投げ竿購入してきたのだ。
マッサーの25号のジェット天秤から伸びた欲望丸出しの5本針仕掛けが毒々しい。慣れないはずの投げ釣りで、いきなりそこまでや
るか・・。しかし奴のクーラーボックスには、規定サイズと思われるキスが2匹と、それ以下の小型のキスが数匹入っていた。
うーむ・・この男、勝ちに来ている・・。
マッサーに先手を打たれたものの、俺的には夜の爆釣に期待を寄せているので特に心配はない。ただ、今日は日中の釣果がまるでダメ なので、他に竿を持っていない俺は夜を待ちながら仮眠を取る事にした。
暫く眠っていると、タイソンに荒々しく起こされた。
タ:「おい、イカ釣ったぞ!」なんと、俺が寝ている間にエギングにトライしたタイソンが速攻でイカをGETしたようだ。俺の目の前に良型アオリイカがいる。
去年とほぼ同じ時期に同じ場所での釣果・・。しかもエギを投げて一投目で水面までイカを寄せたがバラして、2投目で別のイカをH
ITさせたそうだ。
むぅう・・牛丼杯に参加していないタイソンにまで遅れをとってしまった。この間にもマッサーはボチボチ釣果を伸ばしているようだ。
・・まぁ、夜になったら挽回してやるさ。まだ日が高いことをいいことに、再び俺は眠りにつく。
16時半を過ぎ、眠りから覚めた俺はようやく始動する。陽が沈み始め、風は相変わらず弱い。どんなものか・・と竿を出してみる。
しかし期待とは裏腹に堤防先端付近は殆どアタリがない。たまに釣れるのは15cm程度のカサゴばかり・・。そのうちマッサーが投
げ竿を撤収し、今度はエ●狙いの支度を始めた。イカン・・嫌な予感増量中。
俺は再び根魚狙いに戻ったタイソンと共に、前回メバルを連続ヒットさせたポイントに移動することにした。
暫く歩いて目的のポイントに到着し、堤防の内側を2人同時に釣り始める。辺りは完全に暗くなり、潮も程よく流れている。今度こそ
アタリが出る筈だ。
・・が、ここまで来ても生命反応が薄い。ポツリポツリと、18cmまでのカサゴが釣れてくるだけで、規定サイズはおろかキープさえま
まならない・・。
結局そのポイントで粘っているうちに21時になり、今回の勝負の終了の時間を迎えた。
タイソンと2人で粘っているところへ、全ての片付けを終えたマッサーとナオキが戻ってきた。撮影を兼ねて本日の釣果をお互いに曝 け出す。
案の定マッサーはやや小型ながらも●ビを量産し、日中のキスも数匹追加していた。タイソンは勝負に参加していなかったものの、規 定をクリアできるアオリイカとキープ用のカサゴを数匹のキープ。俺は一切キープ無しのボウズ。そしてナオキは・・やっぱり一枚釣って いやがった・・。28cmで規定サイズには届かない一匹だけだが、ナオキの本命には変わりは無い。
結局今回の勝負は、プライドを捨ててまで勝ちに拘ったマッサーに軍配が上がり、俺とナオキは帰り際にマッサーに一食奢って今回の 勝負に幕を下ろした。これでステーキCUPの勝敗もお互いに3勝3敗3分の五分になり、ステーキの行方は次の勝負で決まる。