2005年1月3日

牛丼杯第26回戦

(俺・マッサ−)



 元旦釣行の悔しさも冷めないうちに、マッサーが早くも次の勝負を持ちかけてきた。なんでも某天気予報によると、3日は風が出なく て穏やかな天気だという。二つ返事で出撃を決定し、俺はリベンジに燃えた。

 

 AM8:40。予報通りのベタ凪&無風状態に心が浮かれた。聖地に到着した俺達は、今回は別々のポイントから釣り始めることにし た。俺は終日根魚狙いで、マッサーはダンゴ釣り一本。久々に実に男らしい硬派な勝負だ。

 無風のありがたみを味わいながら竿を出し始めること40分。ようやく本日初HIT。しかし丸々太った良型キンギョだ。3秒程の空 の旅を味わわせてから海に御帰り頂く。今日もスロースターターである。

メバルGET!

 しかしそこから少し探っていくと、一気に竿先が絞り込まれた!引き方からしてメバルだ。どうやらフォール中に餌を食ったらしい。 久々の強い引きに酔いながら、無事釣り上げてみると予想通りのメバルだ。サイズも25cmは確実にある。よしよし、幸先がいいぞ。早 速スカリー捜査官の出動だ。

 

 少しずつポイントを移動しながら探って行くと、15〜20cm程のカサゴがボチボチ釣れてくる。今日は小潮だが、堤防の外側の状 況はなかなか食いが良いようだ。

 しかし11:50になった頃、急に風が吹き始めた。そして何時の間にか強風になっていた。やはり冬の海で無風状態がいつまでも続 く訳がない。やっぱりこうなっちゃうんだなぁ・・と、諦めながらも釣りを続ける。

 

 それから更に移動しながら探っていると、マッサーの釣座が近くなってきた。昼になったので竿を置き、俺は昼飯のパムを食べながら 様子を見に行ってみた。

 いつものようにマッサーの背後から気付かれないように覗きこむ。マッサーは堤防の内側で段差を利用して風を少しでも避けようとし ているが、この風向きと風力の前では殆ど意味がないようだ。竿掛けにかけてある竿は風に煽られっぱなしで、釣りになっていそうもない。
  マッサーは仕掛けを上げたまま、遠くを眺めながら昼飯を食べていた。話を聞いてみるとやはり厳しい状況で、キープはないようだ。

 

 風はまるで収まる気配がないので、諦めて釣りを再開する。幸い空は晴れたままなので寒さは特に感じない。少し歩いてから尚も堤防 の外側のヘチを探っていく。

 午後になってもカサゴは安定して釣れてくるが、サイズは相変わらずなのでここまでカサゴのキープはない。しかし15時になった時 、またもメバルのアタリがきた。二度も根に潜られながら無事に釣り上げてみると、これまた25cmのキープサイズのメバルだ。
  よしよし、これで今回の牛丼は俺の物かな。

 その後同じポイントを何度も探ってみると、さらに23cmのメバルを追加。カサゴはその穴だけでも5匹釣れたが、全てリリース。
  さらに20m程移動して先程と似たようなポイントを探ると、そこでも入れ食いになり24cmのメバルと22cmの良型ソイをGET。 気が付くと日が沈み始め、辺りはだんだん薄暗くなってきた。

黒鯛GET!

 17時をまわると完全に暗くなってきたが風は収まり、やっと釣りやすい状況になってきた。俺は堤防の内側へ移動してさらに探り 歩いていると・・!
  今度は重みのあるアタリがきた。短くてシャープな対根魚用のアワセを食らわすが、突っ込みの力がかなり強くてなかなか上がってこない 。しかもなかなか体力があるようで、久しぶりにドラグを使って対応する。どうもカサゴやメバルじゃあないようだ。

 一時は両手で竿を支える羽目になったりしてかなりてこずらされたが、なんとか獲物を水面まで浮かせることができた。暗いうえに足 場が高いので正体はまだ見えないが、とりあえず引っこ抜けそうもないのでマッサーの釣座まで引きずって行く。

 無事マッサーにタモで掬ってもらった獲物の正体はなんと立派な黒鯛だった。測定した結果、38.5cm。俺的に 初めて鯛と呼べるサイズの黒鯛が釣れた
  マッサーは相当なショックだったようだ。

 黒鯛をキープした後も俺は順調にカサゴを釣り続ける。堤防の内側はカサゴが入れ食いになり、そのうちの数匹をキープして俺は竿を 収めた。マッサーはちょっとしたアクシデントに見舞われながらも最後まで粘ったが、ついにポイントになる釣果を得ることは出来ずに終 了。

 今回は久々に俺の快勝という結果となり、帰り際に一食頂いて帰路についた。これでステーキCUPの勝率も同点に追いついた。


釣果



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