2005年1月1日 | 牛丼杯第25回戦 |
(俺・マッサ−) |
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今年は新年早々の元旦釣行でスタートだ。俺は日中は根魚狙いで夜は久々の●ビを狙い、マッサーは日中のダンゴ釣りから夜はエ●狙 いに乗り換える予定だ。
AM11:50。空は晴れているが、釣り場に着くと急に風が吹き始めた。朝は無風だったのに・・。俺はサクサクッと仕掛けを作り 、早速釣りを始める。マッサーは堤防の内側でピトンを打ち込んだりコマセを作ったりと、支度に時間が掛かりそうだ。
竿を出し始めて40分。やっと本日、いや今年初ヒット。軽く上がってきたのは15cm程のカサゴだった。一応本命ではあるが・・ このサイズでは今年もたいした年になりそうもないな・・と、リリース。しかしなかなか後が続かない。
13時を過ぎてやっとマッサーが釣り始めたようだ。風は相変わらず強く、西風から北風に変わり、また西風に戻ったりと落ち着かな い。軽いオモリで攻めている俺には厳しい状況だが、気合で探り続ける。
午後になって根魚達もやや活発になってきたようだ。キンギョやフグも少々混じるが、少しづつ数が出るようになってきた。カサゴの
サイズは15〜20cm程度なのでキープには至らないが、この勢いならもう少し大きいのが釣れそうな流れだ。
それに今日はまだメバルが出ていない。メバルなら出れば24〜5cmはあるだろうから、1発が待たれるところだが・・。
16時を回って陽が傾いてきた。残念ながら規定サイズの獲物は出てこないまま、マヅメに賭ける時間になってきた。
マッサーは何時の間にか団子釣りを諦めたようだ。ポイントを堤防の外側に移し、早くも●ビ狙いの竿を出している。マッサーのスカリー
捜査官(スカリ)は陸で待機中なので、奴も特に釣果がないようだ。
暗くなりつつある堤防の隅の方で、俺は25cm以上を狙って尚もオキアミで探り続ける。そしてようやく待望のアタリを得て今年 1発目のメバルを釣り上げたのだが・・。上がってきたのは手の平プラスαの微妙なサイズ。22cmってところか。カサゴならキープし てもいいサイズだが・・結局リリース。
18時。ついに規定サイズの根魚を釣り上げることなく、俺もエ●の竿を出すことにした。何時の間にか風が収まってきているが、少
し冷えてきたのでウイスキーを流し込んでから第1投。早くも竿先に怪しい反応が出た。
そっとアワせてみるが、掛かりが浅くて外れてしまったようだ。仕掛けを回収して見ると、餌のジャ虫は殆ど食われている。
よしよし、いるぞぉ〜。再び餌をつけて同じポイントに仕掛けを下ろす。
すると間もなく同じアタリが出た。少々待って竿を持ち上げると重みを感じる。針に乗ったようだ。焦らずにリールを巻き上げると、 無事今年1発目の●ビを釣り上げた。やや小型だが、やっとポイントになる獲物をGET。よしよし、このままいけば今年初の牛丼は俺の 物だ。マッサーは離れたところにいるからこっそりスカリに入れて海に放り込む。
しかし19時を過ぎた頃。俺は新たなる釣果が無いままだが、それでも優位に立っているので気楽に竿先を眺めていると、暗闇からマ ッサーが近づいてきた。
マ:「黙ってるのも悪いから一応言っておくけど、今俺1匹釣れたぞ。」
俺:「・・・。」
俺:「マジでか!うわ・・ヤバいな・・。」
なんてことだ・・!追いつかれてしまった!おまけにチクチクするよーな一言まで言いやがって。しかしマッサーはまだ俺の1匹には 気付いていないから、これから油断したところを俺の新たなる1匹でトドメを刺してやる。
しかし思い通りに事が運ばない。気合は空回りするばかりで、俺の周辺ではまったく生命反応が感じられなくなってしまったのだ。
そこで俺は、焦りを感じながらもマッサーに対する偵察活動を取ることにした。
暗闇の中こっそりマッサーに近付き、背後から様子を見る。すると・・。なんと、丁度エ●を釣り上げた瞬間だったのだ。しかもあろうこ
とか2本針仕掛けの両方に1匹ずつの●ビがついているではないか!
俺:「おいぃ!おっさん何しとん!?」
マ:「うお!? ・・おー、2匹同時に釣れた!こんなの初めてだ。」
なんてことだ!!一気に2匹分も差がついてしまった。今から2匹釣るのはかなり厳しいぞ・・。例え2匹釣れても勝負は振り出しに 戻るだけ・・。俺的にかなり絶望的な状況になってしまった。
そして急降下した俺のテンションを断つかのように、20:30頃にまたもマッサーが1匹追加。その後の俺は生きる屍の如く、まさ に無心のまま22時の終了の時を迎えた。
こうして2005年初釣行は俺的に痛恨の敗戦から始まってしまった。今回の結果により第2回ステーキカップの戦績は俺の1勝2敗
2分けとなった。イカン、負け越してる・・!
帰り際にマッサーに牛丼を奢って今回の勝負は完結した。