2004年12月4日

牛丼杯第24回戦

(俺・マッサ−)



 今回も小川で2人きりの牛丼杯だ。AM8:40に釣り場に着いた俺達は、それぞれ気に入ったポイントに散って釣り始めた。

 釣り場に着いた時点で空は曇っているが、天気予報では昼頃から雨になるのでカッパを持参している。
  無風状態の中、前回同様に潮通しの良い堤防先端でイカテンヤを投げ込んでみる。

 マッサーは今回は浮きフカセ釣りを封印して秘密兵器の投入を予告していたが、俺からは見えないところで釣っているので少々気にな る。

 10時を過ぎた頃、相変わらずの曇り空のもとでイカ狙い終了。前回同様全くアタリを感じられなかったので、メインの根魚狙いに切 り替えた。

 そしてテトラ帯に向かって移動していると、堤防の低くなった部分でダンゴ釣りをやっているマッサーを発見。秘密兵器ってそれのこ とか。背後から暫く様子を見ていたが、どうやら芳しくないようなので安心して根魚ポイントに向かって歩き出した。

 根魚を釣り始めて1時間程経過。20cmクラスのカサゴがボチボチ釣れてくる。しかしまだキンギョ達の活性は衰えていないようで 、餌の消費が激しい。

 11時40分。そろそろメバル君が出てこないかなぁー・・などと思いながら仕掛けを沈めていた時、竿先に妙な感覚を感じた。すぐ に聞き合わせに入ると、何かが餌を咥えているようだが全然動く気配がない。少しだけ時間を与えて食らう動作が伝わってくるのを待つが、 まだ動かない。
  首を傾げながら竿先にテンションを加えていく。通常よりもだいぶ力を入れてからやっと相手が動いた。かなり重いが、まだ針掛かりして いるのに気付いていないカンジでマイペースに仕掛けを引きずり込む。とりあえず魚が掛かっていることを確信して短くもシャープなアワ セを喰らわす。

 遂に魚が走り出した。・・と言うよりも鈍い動きで引きまくるカンジだが、やたらと重い。メバルじゃあないようだが、コイツは間違 い無く得点に繋がる手応えだ。

 一進一退の攻防の中、水面に溢れるゴミ達が気になった。様々なモノが浮かぶ中、揺れ動く流木とテトラポッドに挟まって固定された 材木。

 そして・・気がついたら一定の深さで魚が引っかかっているような感覚になってしまった。魚はまだ泳ぐが、引っ張ってもそれ以上そ こから上がってこない。竿先から伸びるラインの行方を目で追うと、固定された材木と堤防の隙間に向かって消えている。・・なんてこと だ・・!

 結局約20分の引っ張り合いの末、奴を引っこ抜くことなく痛恨のラインブレイク。俺は数分の間呆けることになった。

 

 その後昼を過ぎてから、予報通りの雨が降り出した。カッパを着用して尚も釣り続けるが、カサゴのサイズが上がってこないので一服 がてらにマッサーの様子を見に行ってみた。

 俺が呆けている間に何かが釣れたようだ。マッサーの釣座の脇にはスカリが入っている。チィイ・・!
  そしてそのまま横で様子を見ていると、良型のカサゴを釣り上げやがった。明らかに25cmはあるカサゴで、背中側の肉付きも素晴らし い魚体だ。ヤバイ!

 更にそのカサゴをキープしようとスカリを上げると、メジナが2匹入っていて1匹は尺近いサイズだ!俺は気が遠のいてきて、暫くの 間は見学しているしか出来なかった。

 16:30頃になってかなり暗くなってきた。雨はずっと降り注いでいるが、マヅメに勝負をかけるべく俺は再び根魚を狙いに動いた 。

 はっきり言って夜釣りのような状態だ。ギリギリの視界で餌をつけ、仕掛けを下ろす。雨で竿が濡れて0.8号の錘ではラインが竿に 纏わり付いて釣りづらい。しかし海に仕掛けが下りれば、20cmちょっとのカサゴが入れ食いだ。なんとかこのまま続けていけば25c mオーバーも可能かもしれないが・・。

 今日は夜釣りの予定は無く、ヘッドランプを持ってきていなかったので18時になったのを機に終了。

 主な釣果はマッサーのカサゴが26cm、メジナが29.5cm。・・俺はキープ無し・・。マッサーのカサゴのみが規定をクリアし ているので、今回の勝負はマッサーに軍配が上がった・・。
  根魚専門の俺が、団子釣りで釣れたカサゴに敗れるとは・・面目ない・・。

 

マッサ−の釣果



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