2004年9月4日 | 牛丼杯第18回戦 |
(俺・マッサー・タイソン) |
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前回までの牛丼杯で俺は、0勝4敗2分けというとんでもない戦績を残してしまった・・!1勝も出来ないまま突入したステーキCU
P(ステーキを賭けた牛丼杯)も今回で7戦目・・。
“牛丼杯10回毎に勝率の低い者が勝率の高い者にステーキを奢る”
新たに制定したルールにはそう記されている・・。今回俺が勝利しなければ(引き分けさえも不可!)その場でステーキCUP終了で、マ
ッサーに権利を奪われてしまう!!なんとしても勝つ!!
4日の12時を回ったところで俺達は釣り場に到着した。今回の牛丼杯は久々の小川での勝負で、これまた久々のタイソンも参加した 。背水の陣で臨む俺はステーキをマッサーから守るために、シロギス&カワハギ&●ビ狙いだ。タイソンもシロギス&エ●狙い。マッサー も珍しく投げ釣りでシロギス&イカ狙いだ。この男・・余裕こいていつもの浮き釣りをパスしやがって・・!
天気予報に反した晴天の中、準備を整えて各自釣り始めた。堤防の内側はだいぶ濁っているが、外側はそれほどでもない。俺はタイソ ンと並んで、外側に向かって仕掛けを投げた。狙うはシロギス20cm以上!マッサーは1人離れて、潮通しの良すぎる堤防先端で投げ釣 りを始めた。
釣り始めてから間もなくタイソンの竿に反応が・・。軽い引きで上がってきたのは12cm程の豆鯵だ。投げ釣りなのに、何故アジが
・・?
そして続く2投目もアタリを捕らえてリールを巻く。今度は3本針全部に20cmクラスのトラギスとベラがついてきた。
その後もタイソンはジンダベラ(ヒイラギ)やトラギス、アジなど、外道ながら順調に数を伸ばしていく。
しかし俺はというと、釣り始めて2時間ほど経ってもクサフグやキタマクラ等に混じってたまにアジが釣れる程度・・。
(このままではイカン・・!)
ターゲットは砂礫や小砂利のポイントを好むと言われているから、少しでも本命に仕掛けを近づけたい俺はいろいろな方向に仕掛けを 投げて海底の様子を探ってみる。
外道ばかりの釣りに転機が訪れたのは16時半になった頃だ。空が曇り始めるなか、俺はようやく砂地のポイントを探し当てた。ゆっ くりと仕掛けを引きずっては少し待ち、また引きずる・・という必勝法で探っていた時・・!
・・ブルブルッ・・ ・・グイィ!
ついに竿先がアタリを捕らえ、アワせた!完璧なキスのアタリだ!引きもソレらしい・・!
すぐ隣のタイソンに気付かれないように、こっそりと仕掛けを巻き上げたが、やはりバレてしまった。ようやく釣れた本命は18cm。勝
負の規定外サイズだが、希望が見え始めてきた。
タ:「おいマジかよ!やられた!・・どっちに投げた?」
この1匹を境に俺とタイソンは同じ方向へ仕掛けを投入し始めた。そしてボチボチ本命が釣れ始めた。俺は投げ釣りの合間に、横で もう1本の竿を出してカワハギ狙いにもTRYしてみた。餌は投げ釣りの虫餌を流用だ。
しかし・・17時半になって暗くなるまでは、ついにカワハギの気配を感じることはできなかった。シロギスは15〜18cmを俺と タイソンで5匹・・。数もサイズ出ずに投げ釣りは終了モードを迎えた。パラパラと雨も降ってきた。
しかし俺が投げ竿を片付けようかと思い始めていた時、竿先をグイーっと引っ張られて反射的にアワせた!
なかなかの引き応えだが、それだけでは正体が予想できないような、変わった引きを見せる。なんだ!?何がついている・・?この瞬 間って、すごくワクワクするものがある。
そして・・水面まで魚が上がった魚を見てちょっと感動してしまった!小さいが鯛のようだ。黒鯛か!?水面からそっと引っこ抜い て、無事獲物を回収。
サイズは25cm程度だが、黒鯛?・・否。尻鰭の一部が黄色い。キビレだ。久しぶりに釣ったなぁ・・。
しかしこいつも牛丼杯の規定ではポイントにならない。あと5cmくらい成長しとけよ〜。
その後、完全に暗くなってから俺とタイソンは●ビ狙いに専念した。マッサーはブッコミ仕掛けに、今日釣ったアジをつけた大物狙い のようだ。しかし雨脚は次第に強くなってきた。
俺達は雨に負けずに釣り続けるが、エ●も期待していたほどの反応を見せてくれない。場所を何度か移して探るが、なんとなくメンバ ー達に諦めムードが漂ってくる・・。
(やばい・・ここで何とか1匹でも出さなければ・・!!)
マ:「俺はもういつ終了してもいいぞ。気が済むまでやってくれ。」
マッサーは小型の平目やアジ等を釣ったようだが、規定サイズの本命は釣っていない。だが引き分けにでも持ち込めばステーキが待っ ているので余裕の一言だ。
嗚呼・・何故釣れない・・雨に濡れながらも頑張っているのに・・。暗い沖を眺めながら、俺は意識が薄れそうになってきた・・。そ して・・。
俺:「・・・終了しますか・・・。」
雨の21時過ぎに、ついに敗北宣言をしてしまった・・。結果は3人とも規定サイズを満たした釣果がなく、ドローとなってしまった ・・。嗚呼・・ステーキが・・!
今回の牛丼杯を以って記念すべき第一回ステーキCUPは閉幕となった。戦績は俺の0勝4敗3分け。酷いもんだよ。今後は数回の消 化試合(なんかヤダな・・)をこなしてから、再び次のステーキCUPに突入となる。次こそは!・・などと思う元気はないが、まぁ頑張 ります・・。