2004年5月15日

牛丼杯第13回戦

(俺・マッサー)



 18:30頃、マッサーの車に乗り込んで釣り場に向かう。今回の目的地は、滅多に行かない御前崎港。今日は●ビ狙いをメインにし た牛丼杯だが、天気は曇っている。まぁ久しぶりの遠征(?)だから、多少の雨には負けないけどね。既にGO君は夕方から御前崎に着い ていて、電話ボックス前で釣り始めているという。

 

 19:30頃に御前崎港に着き、とりあえずGO君の様子を見に行く。すると4本の竿を並べてエ●を狙いながら「何にもアタリが来 ないよー。」と、つれない情報。俺達は少し車を走らせて、GO君とは別のポイントで竿を出す事にした。

・・・ブォーンブォーンブォーンブォーン・・・

 ライトアップされた風力発電の巨大な風車が不気味な音を響かせていた。そしてどんよりした空に風車の影が投影されていて、幻想的 にも見える。俺達が選んだ釣り場は赤灯提の付け根付近で、堤防の先端付近には釣り人が4,5人程いた。

 20:00。やっと釣り始める。俺はメインの●ビ竿1本と、ついでに豆鯵をぶら下げた竿を出した。マッサーはメインを2本と、太 刀魚狙いの竿を出しているが、周りは誰もウキ釣りをしていなかった。さらにマッサーは秘密兵器(?)をスタンバイしている。俺的に御 前崎の夜釣りは初めてだし、マッサーは御前崎港の陸っぱりは初めてらしい。どうなることやら。

赤い石蟹 

 釣り始めて間もなく、俺の竿が微妙なアタリを捉えて石蟹が釣れた。
  焼津で釣れるヤツよりも赤っぽい色をしている。とりあえずマッサーが欲しがるのでキープ。

 そしてマッサーの太刀魚仕掛けのエサが何者かにかじられていたことが発覚。

 しかしその後もマッサーのエサはかじられる一方で、ウキは消し込まない。そのうちマッサーのメインの竿にも赤い石蟹がヒットして 、これもキープした。

 そしてGO君から電話がきて、20cmオーバーのカサゴが釣れたという報告が入った。

 しかし22:00になってついに雨が降り始めた。そして堤防先端付近の釣り人たちは雨に流されるように全員撤収し、俺達の貸切状 態となった。よしよし、先端が空いたからそっちへ移動だ。荷物を100m程移動させていると、また携帯電話が鳴った。電話に出る前から GO君だとわかるお約束の内容だ。

捕獲されたアナゴ G:「お疲れ様です。・・・そーゆう訳で帰ります。」
俺:「うん、お疲れ。あれから何か釣れた?」
G:「アナゴが3匹釣れたっけ。1匹は60cm位あるよ。」

 どうやらアナゴの魚影は濃いようだ。でもアナゴじゃぁな・・。

 こうしてGO君は雨の釣り場に俺達を残して撤退してしまった。

 釣り場移動の最後に、マッサーが秘密兵器を水中から引き揚げる。秘密兵器とは蟹マンションで、釣り始めと同時に海に仕掛けておい たのだ。どうせ何も入らんだろうと思っていたが、しっかり45cm程のアナゴが入っていた。

 しかし食べ頃サイズだが、捌くのが面倒なので撮影後にリリース。

 移動を完了させた後、腰を落ち着かせて竿先を見守る。しかしハッキリとしたアタリはなかなか出ないので、だんだん心配になってき た。

 ついでに出していた大物用の竿はアタリもなくエサも健在だったが、場所移動の時に根掛かって仕掛けを失ったので片付けた。ここか ら俺は、メインの竿一筋でいくことになった。

?イカ

 暫く経ってマッサーがウキ釣りの仕掛けを回収していると、何かの抵抗を感じると言い出した。

 そして仕掛けを巻き上げてみると、15cm位のイカが掛け針に引っかかって上がってきた。

マ:「おおー、なんだかイカが釣れてた!牛丼いただきだ!」
俺:「おいおい、マジかよー。」

 サイズや種類はともかく、現在の牛丼杯の規定ではこのイカは間違いなくポイントになる。

 俺もマッサーも蟹は規定外だったため、コイツが本日初のポイントとなった。ヤバイ、こんなちっぽけな怪しいイカで牛丼を奢りたく なんかない。

 しかしその後は時間だけが無情に流れ、25時の撤収までついに何も釣れなかった。

 そして竿を片付けていると雨脚が強くなってきて、土砂降りの中車まで急いで退却するハメに。今回の牛丼杯は俺が無念の敗戦。遠征 なんかするもんじゃないな。

 巨大な風車だけは最後まで元気良く回っていた。





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